マシンビジョンや3Dセンサー、AMR、産業用コントローラといった製造現場のDXを支える製品群では、2026年上半期も数多くの動きがありました。HALCONの開発環境刷新、GoPxLプラットフォームの本格始動、新カメラの登場など、押さえておきたいトピックは多岐にわたります。
本号では、そうした上半期の動きを製品カテゴリごとに整理し、要点を効率よくキャッチアップできる形でまとめました。気になるトピックがあれば、各見出しのリンクから詳細記事もご覧いただけましたら幸いです。
画像処理ソフトウェア
上半期では次世代開発環境「HDevelopEVO」の発表や、ノーコードソフト「MERLIC」のメジャーアップデート、クラウド活用やオンデマンド学習など、開発体験の刷新にフォーカスした内容を発信させていただきました。

HALCON(画像処理ライブラリ)
HALCON Progress “Cloud Ready”(2026.01.07)
AWSやAzureなどのクラウド環境でHALCONを利用できるクラウドライセンスの仕組みと、具体的なユースケースもあわせて紹介しました。
HALCONオンデマンドトレーニング(2026.02.04)
Web上で公開されているオンデマンド学習コンテンツ、初心者向けの「ゼロからセミナー」などを目的別に整理して紹介しました。
HALCON次世代開発環境「HDevelopEVO」(2026.05.13)
20年以上の歴史を持つ開発環境「HDevelop」が、2026年11月の正式リリースに向けて刷新されます。AIとの統合やモダンな開発体験の実現を目指したプレビュー版の全貌が紹介されています。
HALCON Progress 26.05 リリース(2026.06.10)
半年ごとに機能追加が行われる最新版26.05では、AIによる物体検出性能が向上し、運用効率化も図られています。あわせて、形状ベースマッチングやコード読取機能の精度も改善されました。
MERLIC(画像処理アプリケーション開発ソフトウェア)
MERLIC 26.03リリース(2026.03.27)
ノーコード画像処理ソフト「MERLIC」がメジャーバージョンアップしました。ライセンス体系が刷新され、導入のハードルが下がりました。
産業用デジタルカメラ
自動車業界発の高速インターフェース「GMSL2」対応や、業界最高画素クラスの超高解像度モデル、民生用レベルの低コストを実現したステレオカメラ、新センサーメーカーを採用した高感度モデル、そして市場最多クラスのTDIステージ数を誇るラインスキャンカメラまで、用途や予算に応じて選べる幅広いラインナップの拡充が上半期のトピックとなりました。

Basler
ace 2シリーズ OMNIVISIONセンサー搭載カメラ(2026.02.18)
Baslerとして初採用となるOMNIVISION社製5MPセンサー搭載カメラが、GigE/5GigE/USBで計10機種リリースされました。
Basler Stereo mini(2026.06.03)
産業用グレードの3Dステレオカメラを、民生用レベルの低コストで実現した「Stereo mini」を紹介しました。GigE/USB3対応の計6機種がラインナップされています。
iRAYPLEカメラ
245MP Sony IMX811搭載カメラ(2026.04.22)
ローリングシャッターとして業界最高画素クラスとなる、245MPの超高解像度カメラを紹介しました。半導体・FPD検査など、高解像度化ニーズの拡大に対応する製品です。
GMSL2対応カメラ新登場(2026.06.17)
長距離伝送・高耐ノイズ性・配線簡素化・高リアルタイム性を兼ね備えた新インターフェース「GMSL2」対応カメラを紹介しました。従来品と比較して約15%の軽量化、約25%の消費電力削減も実現しています。
Teledyne DALSA
Linea HS2 384段TDIモデル(2026.04.01)
Teledyne DALSAのトップハイエンドTDIカメラ「Linea HS2」に、128段×3アレイで最大384段加算が可能な新モデルが追加されました。市場内最多クラスのTDIステージ数を実現しています。
3次元センサー
Gocatorの新世代ソフトウェアプラットフォーム「GoPxL」を軸にしたアップデートと、heliotisの白色干渉方式による微細形状測定という、異なるアプローチによる進化を紹介しました。

Gocator(スマート3次元センサー)
GoPxL本格始動(2026.01.28)
2025年に登場した新世代ソフトウェアプラットフォーム「GoPxL」が本格始動しました。全Gocatorシリーズに対応しており、測定原理の異なるセンサーを一つのソフトでコントロールできるようになっています。
GoPxL新機能(2026.02.25)
全Gocatorシリーズで共通して使える新世代ソフトGoPxLについて、従来ソフトから追加された新機能を深掘りしました。
GoPxLトライアルキット公開(2026.05.20)
GoPxLの画像処理機能を実際に操作しながら学べる、無料の「Gocatorトライアルキット」が公開されました。
heliotis(白色干渉計測エリア3次元センサー)
『heliInspect』による インライン表面粗さ測定(2026.03.18)
研削・研磨・切削加工面の微細な凹凸を、インラインで定量評価できる「heliInspect」による表面粗さ測定を紹介しました。半導体・自動車分野での品質管理ニーズに対応します。
ロボティクス
iRAYPLE AMRロードマップ発表を皮切りに、既設工場への段階導入を支援するマップ拡張ツールや、トラブル解析を容易にする再生ツールなど、実運用を見据えた機能紹介が続きました。

iRAYPLE AMR(自律走行搬送ロボット)
2026年ロードマップ(2026.01.21)
2025年に60kg~2000kg可搬の機種を拡充してきたiRAYPLE AMRについて、2026年1月時点でのラインナップ拡張計画やCTRや牽引式AMRといった新機種を紹介しました。
トラブル解析用「再生ツール」(2026.03.04)
AMRの停止やエラー発生時に、その瞬間の状況を後から確認し迅速な復旧を支援する再生ツールを紹介しました。オンライントレーニングの開講についても案内しています。
iRayToolによるマップ拡張方法(2026.06.24)
既設工場へ段階的にAMRを導入する際、新旧のティーチングデータを自動マッチングで結合し、マップを簡単に拡張する方法を解説しています。
産業用コントローラ
CODESYS搭載PLC「TRITON」の新モデル・導入事例と、そのベースとなるソフトウェアPLC「CODESYS」自体のライセンス紹介・トレーニングについて配信しました。TRITONの新モデルにはCODESYSのアプリケーションベースライセンス(ABL)が採用されており、両者は密接に連動する形でアップデートが進んでいます。

CODESYS(ソフトウェアPLC)
CODESYS基本トレーニング開講(2026.03.11)
年間200万本以上使用される「CODESYS」の基本を学べるトレーニングの開講案内とプログラミングの習得方法やCODESYSを活用する上での情報を紹介しました。
アプリケーションベースライセンス紹介(2026.04.15)
コントローラや装置メーカーだけでなく、自社生産ラインのPLC・HMI・エッジゲートウェイなど幅広い用途で使えるCODESYS ABLを紹介しました。
TRITON(IIoT対応CODESYS搭載PLC)
日本製図器工業株式会社様 導入事例(2026.02.12)
布地の加工・搬送装置におけるTRITON活用事例を紹介しました。
TRITON新モデル(2026.05.27)
ハードウェア仕様(ラズベリーパイCM4採用)はそのままに、CODESYSライセンスにアプリケーションベースライセンス(ABL)を採用した新モデルについて紹介しました。
エンベデッドソリューション
小型・低発熱と高性能を両立する新カメラソリューションの紹介と、装置内部の監視に特化したカスタムソリューションの提案を配信しました。

LINX Vision Station(産業用ドライブレコーダーソリューション)
装置内監視ソリューション「LINX Vision Station」(2026.01.14)
品質トレーサビリティや装置トラブル解析向けに、リンクスが新規開発した装置内監視システムを紹介しました。
Proteus(ヘッド分離型カメラシステム)
新カメラソリューション「Proteus」(2026.04.08)
従来のPC接続型マシンビジョンとエンベデッドビジョンの長所を両立する、小型・低発熱かつ高性能な新カメラソリューションを紹介しました。
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