MVTec Software HALCON マシンビジョン構築ライブラリ HALCON

HALCONは2,000もの高機能な関数群を自在に組み合わせることで、効率的な画像処理システムを構築できる先駆的ツールです。
開発工数を大きく削減できる優れた開発環境が付属し、作成したスクリプト型プログラムは、 C++、VB、C#コードへ自動変換することで、容易にアプリケーションに組み込めます。

製品概要

HALCONの特長

リンクスが誇る画像処理ライブラリHALCONは、2,000以上のオペレーターを組み合わせることで、効率的に画像処理システムを構築できる先駆的ツールです。
作成したスクリプト型プログラムは、Visual C++/ Basic /C#コードへ自動変換でき、お客様の画像処理システムに容易に組み込むことが可能です。
現在では国内だけで数万システムにHALCONが利用されており、HALCONの高い信頼性が実証されています。

HALCONの機能

最新バージョン

HALCON Progress Edition新機能

最新機能を最速提供 高速なリリースサイクル サブスクリプション形式

HALCON Progress Editionでは、コアな画像処理機能の高機能化や、開発環境の更なる改善に加えて、ディープラーニング機能が標準搭載されています。 既存のルールベース画像処理に加えて、よりより生産性向上を実現するディープラーニング機能を、ぜひご活用ください。

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HALCON 22.11 Steady Edition

長期サポート 標準的な購入形態 高い互換性

22.11 Steady Editionでは、良品画像のみで学習し良否判定ができるアノマリー検出機能の発展形「グローバルアノマリー検出」、説明可能なAIを実現する高速・高精度なヒートマップ機能の改良「Guided Grad-CAM」が搭載されます。 加えて、CADデータ不要でロボットピッキングアプリケーションを構築可能な「3Dクリッピングポイント検出」や「DeepOCRの学習機能追加」など、既存コア技術にもディープラーニングを応用し、精度向上を実現しています。

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HALCON Steady Edition / Progress Edition 紹介

HALCON Steady Edition / Progress Edition

画像処理機能をこれまで以上に迅速に評価・導入したいというニーズにお答えして、「HALCON Progress Edition」をリリースしました。Progress Editionには、6ヶ月に一度、市場で求められている最先端の画像処理機能が継続的に追加されます。
ディープラーニングをはじめとする最先端画像処理機能を迅速に評価したいお客様は、従来のSteady Editionの運用に加えて、Progress Editionの活用もご検討下さい。

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過去バージョン

バージョンリリース日新機能
HALCON 22.11 Steady2022年11月22日ディープラーニング機能(グローバルアノマリー検出、Guided Grad-CAM、3Dグリッピングポイント検出)、バーコード・データコード読み取り機能の改善、大幅なスピードアップ等々
HALCON 20.11 Steady2020年11月20日ディープラーニング機能(アノマリー検出、Grad-CAMベースにより改善されたヒートマップ、Deep OCR、ディープラーニングエッジ検出)、形状ベースマッチングの使い勝手向上、1D/2Dコード読み取り機能の改善等々
HALCON 18.11 Steady2018年11月30日ディープラーニング機能(画像分類・オブジェクト検出・セグメンテーション)、
デフレクトメトリ機能、サーフェスマッチング機能の改善、
データコード・テキストリーダーの改善等々
HALCON 132016年11月1日大幅なスピードアップ、ディープラーニング適用による文字認識性能向上、
テクスチャ検査機能、サーフェスマッチングの高機能化、開発環境の更なる改善等々
HALCON 122014年11月15日HDevelopがパラレルプログラミングに対応、進化したキャリブレーション、
3次元機能の拡張、OCRやバーコードなどの既存機能の劇的改善、
ユーザー待望の機能:Visual Studioプラグイン、デジタルI/Oインタフェース等々
スクロールできます

開発環境 HDevelop

開発環境 HDevelop

HALCONの開発環境であるHDevelopは、優れたインターフェースとツール群を完備し、対話形式で極めて効率的に画像処理アルゴリズムを構築することを可能にします。

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HALCONを使ったマシンビジョンシステム構築の流れ

HALCONを使ったマシンビジョンシステム構築の流れ

カメラ・画像入力ボードの接続やパラメータの設定、画像処理に至るまで、HDevelop上で一挙に開発を行うことが可能です。
また、作成したプログラムは簡単にC++/C#/Visual Basicなどにエクスポートが可能となっており、Visual Studio上でエクスポートされたコードを組み込み、GUI処理を追加していただくだけでアプリケーションが完成します。

体験キット HALCON Trial Kit

体験キット HALCON Trial Kit

HALCON Trial Kit

HALCON Trial Kitは、期間限定の評価ライセンスにより、HALCONを実際に扱いながらHALCONの特長的な機能を総合的に無償で体験・学習できる体験キットです。
世界最高性能を誇る画像処理ライブラリHALCONの真の価値を理解する最良の方法は、実際に操作して体験していただくことに他なりません。
他の追随を許さないHALCONには、他を圧倒する機能性と柔軟性が確かに存在します。
それらを手軽に体験できるのが、HALCON Trial Kitです。

技術トレーニング

HALCONの基本的な使い方から、マッチングやディープラーニングアプリケーションの構築まで、実践的な技術な内容を理解いただくことを目的としています。

HALCON基本操作
HALCONマッチングその1(形状ベースマッチング)
HALCONサブピクセル計測(XLD)

その他、20コンテンツ以上

ユーザー活用事例

様々なユーザー装置紹介ムービーをご覧いただけます。

  • アジアエレクトロニクス株式会社殿
    『実装前基板外観検査装置』

    完成基板の検査を、少ない登録作業で実施することができる基板検査装置をHALCONで開発。パッド、SR、シルクなどの領域毎に検出条件を自動調整。少量多品種の基板を効率的に検査可能です。

  • 株式会社アルメディオ殿
    『高速・高精度ディスク嵌合機』

    アルメディオ殿のディスク嵌合機では、HALCONの高精度・高速マッチング機能を用いて、ロバストなディスクのピッキングシステムを実現しています。ロボット制御との組み合わせにより、ラインの自動化を実現することができ、大幅な作業効率化およびコスト削減を可能としています。

  • 株式会社エヌテック殿
    『CCR400 コロニーカウンター』

    CCR400 コロニーカウンターは、培養後の培地層中に生成されたコロニー数を正確に計測します。シャーレを回転させて別角度から画像を取り込むことにより、安定した計測を行えます。HALCONのFFT処理、動的しきい値法による2値化処理var_threshold、極座標変換、watershedsなどの機能を利用して、ムラのある培地とコロニーの分離や、重なり合ったコロニーの分離、微小コロニーの検出などの処理を実現しています。

  • 川崎重工業株式会社殿
    『高速ピッキングロボット』

    川崎重工業殿が提供する高速ピッキングロボットは、食品、薬品、化粧品の製造ラインを始め、ソーラーパネル組み立てなどにも幅広く使用できる、パラレルリンク方式のロボットです。川崎重工業殿独自の高度な画像処理技術と、画像処理ライブラリHALCONとの組み合わせにより、高速で安定したピックアンドプレースを実現します。

  • 株式会社ケー・デー・イー殿
    『フィルム外観検査装置』

    ケー・デー・イー殿の提供する製品の1つとして、HALCONをベースとした検査装置がラインナップされています。紹介するフィルム検査装置では、BASLER製の高速ラインセンサー複数台を用いて取り込んだ画像に対して、HALCONを用いた外観検査アルゴリズムにより欠陥を検出し、分類法による自動欠陥分別までを実現します。

  • 三友工業株式会社殿
    『自動車ガラスのプライマー塗布状態検査装置』

    三友工業殿のプライマー塗布状態検査装置では、BASLERaceの特徴機能を最大限に活用し、信号ノイズや外乱の多い環境下においても安定した取込を実現しています。HALCONを用いて独自技術によりロバストな検査アルゴリズムを構築し、リアルタイムに安定検査を行うことが可能です。

  • 株式会社昭和電気研究所殿
    『ラベル印字品質検査装置』

    昭和電気研究所殿のラベル検査装置では、印刷物の微小な良品変動に対して、HALCONのバリエーションモデル手法を適用することにより、高精度な検査を実現します。多品種ラベルにも柔軟なモデル自動登録機能によりロバストに対応します。

  • タイヨー電機株式会社殿
    『レーザー式欠陥検査装置』

    レーザー式欠陥検査装置は、レーザースキャンの結果を画像化して検査することで、通常のカメラで撮影した画像では抽出の難しい欠陥においても、検査を実現します。HALCONの画像処理アルゴリズムと組み合わせ、平面パネル素材や円筒型ドラム素材、WEB素材など幅広い対象に対し、複雑な欠陥種別を自動検出します。

  • 大和サービス株式会社殿
    『巻き締め不良検出機』

    高速な製罐業界のニーズに応えるべく、BASLER製GigEカメラ4台を用いた同時全周検査を行っている事例です。缶の巻き締め部分を4方向から撮像し、HALCONを用いた外観検査アルゴリズムにより欠陥をロバストに抽出します。

  • パシフィックシステム株式会社殿
    『全周囲果実外観センサー』

    全周囲果実外観センサ-は、HALCONで画像処理、BASLERカメラで画像撮影を行う検査装置です。柑橘系果実(みかん・伊予柑など)や落葉系果実(梨・リンゴなど)の外観計測を行い、全周囲(上側面・底面)の、傷・形状・色付きなどの幅広い検査項目を持ちながらも低コストを実現した検査装置です。

  • 藤田デバイス株式会社殿
    『酒瓶ラベル検査装置』

    酒瓶ラベル検査装置では、BASLERace4台を完全非同期にて動作させることで、生産ラインの異なる4か所・異なる検査内容を1台システムで実現しています。GigEの特性を生かした安定した取込に加え、HALCONをベースにした細かな要求に応える高速・高精度画像処理技術により、タクトが要求される生産ラインにおいてリアルタイムに安定検査を実施可能です。

  • フロンティアシステム株式会社殿
    『筒状対象の隙間検査装置』

    様々な筒状製品の隙間を高精度かつ高速に計測・検査する本システムでは、HALCONの様々な機能を組み合わせることにより、多品種へのロバストな検査を実現しています。BASLERaceカメラとの組み合わせにより、柔軟かつ信頼性の高い検査を提供します。

  • 株式会社前川製作所殿
    『いちご収穫ロボット』

    いちご収穫ロボットは農林水産省「次世代農業機械等緊急開発事業」にて、前川製作所殿と(独)農研機構/生研センターおよび早稲田大学が共同で開発したロボットシステム。直接果実に触れることなくHALCONの画像処理によりいちごの位置検出および収穫適期の判断を行い、専用マニピュレータにより果実を傷めることのない収穫を可能としています。夜間の収穫作業の軽労化・自動化を実現すべく、実稼動を意識したシステムデザイン、システムコストの削減、運用方法の確立に取り組まれています。

  • 株式会社前川製作所殿
    『豚もも部位自動除骨ロボット ハムダス-R』

    不可能といわれた筋入れ自動化を世界で初めて実現しました。1本ずつ全長測定することで個体差に対応した位置でのカットが可能で、高い歩留りを提供します。HALCONの動的閾値処理、サブピクセル計測により高い位置精度で骨肉分離を実現した、世界で初めてナイフを持ったロボットです。

  • 株式会社ユニハイトシステム殿
    『3次元X線透視装置 XVA-160』-R』

    透過型開放管マイクロフォーカス3次元X線透視装置XVA-160ユーセントリック機能(特許取得済み)により、着目点を中心に360度あらゆる方向から撮像することで、欠陥を見逃すことなく検出。3次元斜めCT方式を採用することで、斜め方向からの撮影により大型基板でも破壊することなく断層を撮影。画像処理エンジンとしてHALCONを採用。フィルタリング処理や歪み補正はもちろん自動欠陥検出や自動計測を実現。

  • 横河電機株式会社殿
    『e-RT3 2.0』

    e-RT3 2.0マシンビジョン・ソリューションは、C言語コントローラe-RT3 2.0による高度な機械制御に加えHALCONによる画像処理機能が融合された画期的なソリューションです。専用モジュールによるアナログカメラ画像取得や画像表示が可能。PCレスで高度なマシンビジョンシステム構築を実現します。

  • リコーエレメックス株式会社殿
    『球状シール面自動検査装置』

    球状シール面自動検査装置は、金属加工部品の細い深穴内部のミクロンサイズのキズ、汚れ、ダコンの自動検査を、HALCONの画像処理機能との組み合わせにより実現します。高精度なメカ技術とHALCONの融合により、良否境界が曖昧な欠陥に対しても、ロバストな欠陥抽出を行います。