2023年1月リリースから好評を得ているCODESYS搭載 IIoT一体型PLC『TRITON』をリフレッシュします。
産業用コントローラとして十分な性能をもつラズベリーパイCM4を採用したハードウェア仕様はそのままに、産業用コントローラに必要なインテリジェンス性を兼ね備えたCODESYSのライセンスにABL(アプリケーションベースライセンス)を採用します。
本号ではこのTRITON新モデルについてご紹介します。

TRITON新モデルを導入
新たに導入するTRITONは、CODESYS ABL(アプリケーションベースライセンス)を採用した3モデルになります。
全てのモデルにはCODESYSライセンスが含まれており、これまでと同様にTRITONのハードウェアと共にオールインワンデバイスを導入します。CODESYS ABLを採用したことにより、ユーザー様での制御規模、機能に応じて最適なTRITONが選択出来るようになります。
なお、従来のTRITONのご購入を希望される場合には、2026年6月12日(金)弊社受注分まで対応いたします。
モデル選定に必要な各パラメータ、仕様はこちらになります。
- フィールドバスの使用数
Ethernetベースのフィールドバス(EtherCAT、EtherNet/IP、PROFINET)、レガシーフィールドバス(CANopen、Modbus、PROFIBUS、J1939)、それぞれの使用数をインスタンス数として計数します。
- I/O点数
フィールドバスで使用するI/O点数を「チャネル」として計数し、そのI/O点数に応じてTRITONのモデルを選定します。
- コードサイズ
ユーザーで作成したプログラムサイズです。
特別な付加機能がモデルによって使用可能です。
- Dynamic C-Code
CODESYS統合開発環境で使用するファンクションブロックをC言語で自作・実装するための機能です。Linux向けランタイム専用の機能です。
IPCに独自通信を行うためのカスタムハードウェアを搭載している場合や、他のLinuxアプリケーションの連携用のAPIコードがある場合、C言語で作成済の既存資産を活用したい場合にご利用いただけます。CODESYS統合開発環境におけるC言語でのプログラミング機能ではありません。
TRITON-StandardS、 TRITON-StandardLで利用可能です。

- Task Group Assignment
CODESYSプログラムの動作設定単位である「タスク」においてタスクグループを設定し、タスクグループをどのCPUコアで動作させるか設定することができる機能です。
SoftMotionでのリアルタイム制御や、EtherCATでの高速制御を使用される場合にご利用いただける高付加価値機能です。
TRITON-StandardLが必要です。

- 各モデル共通の機能
ランタイムの更新が5年間無償で可能です。更新不要であればそのままご利用いただけます。
HMI機能であるVisualization S、OPC UA通信のCommunication Sが含まれます。
TRITONオプションライセンス
ソフトウェアPLCならではの柔軟性、オプションライセンスを利用して最適なコントローラ構築が可能です。TRITONご購入時に選択しなくとも、後日必要に応じて追加購入と適用が可能です。
これこそソフトウェアPLCならではの柔軟性です。ハードウェアは変えずにソフトウェアで機能拡張出来るのです。
Visualization(HMI機能)
Visualizationオブジェクト内のプロパティに設定している全てのPLC変数を1変数1Tagとして計数し、使用数に応じたTag選定をします。

Visu Sは全てのTRITONモデルに含まれます。HMIをメインに検討していかれたい場合には、Visu L以上をご選択ください。
Communication(OPC UA通信)
OPC UA Server、OPC UA Clientに使用される変数および関連パラメータ全てを計数し、使用数に応じたTag選定をします。

Com Sは全てのTRITONモデルに含まれます。OPC UAをメインに使用するエッジゲートウェイとして利用される場合には、Visu M以上を推奨します。
SoftMotion(モーター制御等)
標準規格 PLCopen Motion Control のファンクションブロックの利用が可能で、EtherCAT、CANopenで通信するCiA402規格に対応したドライブを制御可能です。
電子カムエディタを統合開発環境に内包しているため、カム動作のプロファイルを作成し、動作させることが出来ます。
実軸のみをカウントし、仮想軸はカウントされません。

TRITONのハードウェアとしても8軸未満が無難です。制御周期も必要最低限の設定にして利用するのがバランスよく構築できるポイントになります。
CODESYS統合開発環境内のカムエディタ
その他のライセンス
CODESYSには様々なライセンスがあります。これもソフトウェアPLCの特徴です。TRITONに追加して機能拡張が容易に実現可能です。利用の多いライブラリ2つを紹介します。
IIoT Libray:IIoT化に重宝するライブラリをまとめた製品です。
コミュニケーションに特化したライブラリ群
Web Client (http, https)、MQTT Client (MQTT)、Mail Service (POP3, SMTP)、SMS Service (SMS)、SNMP Library (SNMP)、SNTP Service (SNTP)、AWS IoT Core Client (MQTT)、Azure IoT Hub Client (MQTT, https)、JSON Web Token、Web Socket Client SLデータ構造を読み書きするためのライブラリ群
CSV Utility、INI File Utility、JSON Utilities、XML Utility SL
OPC UA PubSub:ネットワーク上の複数のデバイス間で、より効率的かつ高速にデータを共有できる通信です。
どのTRITONを選択すればいいのか?
TRITON/CODESYSを初めて使用する方、既にTRITONを使用されている方、それぞれにモデル選択の例としてはこの様になります。ご参考にしてください。
- TRITON/CODESYSを初めて使用する方
TRITON-StandardLEtherNet/IPやEtherCATを利用していく場合にお勧めです。とりあえずの評価用1台、という場合にも向いています。
TRITON-StandardMEtherCAT Masterとしてモーター制御を行いたい。後述のSoftMotionとあわせてのご利用になります。
TRITON-BasicMTCP/IP通信で外部機器と通信し、操作・表示パネルを構築したい。後述のVisualization Mとあわせてのご利用になります。
- 既にTRITONやCODESYSをご利用中の場合
CODESYS統合開発環境内でソフトウェアメトリック値をご確認ください。
CODESYS統合開発環境で確認できるソフトウェアメトリック値
アップグレードライセンスで上位モデルへの切り替えも後から可能です。
選定に困ったらリンクスに相談してください。
TRITON購入について
- 従来のTRITONをラストバイとして購入されたい場合
2026年6月12日(金)、弊社受注分までは販売させていただきます。
- 新モデルの購入をされたい場合
2026年6月より受注を承ります。
- 御見積りのご依頼はこちらまで。
産業オープンネット展2026
産業オープンネット展2026に出展します。
大阪会場が7月7日、東京会場が9月11日の開催です。
両日とも会場ではCODESYSでのEtherCAT、OPC UAなど産業ネットワークを使ったデモを紹介します。
また、セミナー『ソフトウェアPLC CODESYSとその産業用ネットワークの特徴をご紹介』も実施しますので、皆さまのご来場をお待ちしております。
CODESYSのプログラミングを習得
CODESYS基本トレーニングの開講後、多くのユーザー様にお申し込みをいただいています。毎月開催していきますので、是非ご検討ください。
【開催概要】
場所:株式会社リンクス本社オフィス(東京都品川区上大崎2丁目24-9 アイケイビルディング5F)
参加人数:最大6名様
費用:1名様あたり3万円(税別)
※参加者にはWindows PCでの事前準備(インストール)を実施いただき、持参していただきます。
【トレーニングプログラム】
・CODESYS概要理解
・CODESYS統合開発環境の基本的な操作方法の実践
・PLCプログラム、I/O、フィールドバス、OPC-UA、ビジュアライゼーションなど、実際にCODESYSでのプログラミングを行いながら学んでいただきます
【開催日】
・2026年6月19日(金)13:00~17:00
・2026年7月17日(金)13:00~17:00
・2026年8月21日(金)13:00~17:00
・以降、毎月開催を予定
産業用コントローラは、専用から統合へ
CODESYSを搭載したコントローラや装置を製品化する企業様が増えております。他にも、自社設備のPCにCODESYSを利用されたいという生産技術担当者様からのお問い合わせも多くいただきます。
CODESYSを活用することで、コントローラとして必要な機能は1つに集約され、圧倒的な開発効率とパフォーマンスを実現します。専用ソフトウェア、専用ハードウェアは不要になります。

・CODESYSを組み込んでコントローラ、装置コントローラを開発したい
・CODESYSをより簡単に自社IPCに活用したい
・CODESYSを簡単に使用できるTRITONを活用したい
・CODESYSを組み込んだコントローラを利用したい
様々なCODESYSの利用方法があります。ご興味のある方は是非ご連絡下さい。
お問合せ先 sales_3s@linx.jp
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