これまで走行性能や連携機能をご紹介してきました。本稿では、ユーザ様からのご評価も高いモバイルアプリケーションについて、どのような機能があるか?どのような使い方にフィットしやすいか?をご紹介いたします。
AMRやAGFを検討する目的は、「搬送工程の自動化」です。最終的には生産設備や搬送設備からのシステム上のやり取りを元に、搬送作業を行えることが理想ですが、一足飛びに全てを実施しようとすると、現場オペレータの方やシステム製作者が、頻繁に起こる作業変化に対応ができずに、多くの時間と費用を要することになります。
そこで、Androidタブレットを用いることによって、「まずはAMRの運用に慣れる」「シンプルにスタートできる」ことが可能になります。
では、どのようなことができるか?に触れていきたいと思います。
AMRのマニュアル操作
どのような場面で使えるか
・ マッピングを行う際のAMR本体の操作
・ 搬送可能かどうかのあたり付けを行う際のAMR本体の操作
・ 不測トラブルの際の手動復旧ができる
→「とにかくまずはスタンドアロンで手軽に動かしてみたい」に活用できます!
(操作画面イメージ)
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(動作イメージ)
手動タスク発行①「地点をタブレットで選択するパターン」
どのような場面で使えるか
・ 非定期的な搬送サイクルに於いて、作業者の呼び出しを元にAMRを動作させたい
→「任意の地点に任意のタイミングでタスク発行をしたい」に活用できます!
■A点→B点パターン動作イメージ
工程間搬送のようにfrom地点とto地点が決まっているとき
■A点→B点エリアパターン動作イメージ
入出庫搬送のようにtoエリアとして決まっているとき
手動タスク発行②「タスクテンプレートで選択するパターン」
どのような場面で使えるか
・ ボタンワンクリックでAMRを呼び出したい場面(fromーtoがメニューで決められている)
・ 操作自体は最少回数で済むため、最も作業がシンプル
→「タブレットAから指示する搬送タスクが一意に決まる」「とにかくミスをなくしたい」場合に活用できます!
(操作画面イメージ)
(動作イメージ)
上記以外に可能な操作
①棚の管理:オペレータが手作業で棚移動をした際に棚の状態を再編集できます
②メンテナンス履歴管理:車両のメンテナンス状況を記録可能です
③アラート管理:発生したエラーメッセージをその場で確認できます
動作に必要な要件
■必要な物
①各アプリがインストールされたAndroidタブレット
②RCSサーバー
③RCSにアクセス可能なWi-Fiルーター
■タブレットの推奨スペック
CPU | 2.4GHz4コア |
---|---|
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
Wi-Fi | デュアルバンド |
OS | Android 11, 12, 13, 14 |
この他、iRAYPLE AMRの走行性能やラインナップについて詳しく知りたい方は、以下ページにてご確認いただけます。▼
また、物流にまつわる基礎知識についてご興味のある方は、こちらのコラムもご一読ください。▼
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