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iRAYPLE AMR検証編第6弾:PLC連携
これまで5回に渡り、iRAYPLE AMRでよく聞かれるポイントを解説してきました。本稿では、工程間搬送のトリガで使用されることの多いPLCとの連携について解説します。
最小限の台数で工程間搬送を実現
工程間搬送の場合、AMRに移動指示を出す発行元が上位システムではなく、PLCであるケースも多々あります。iRAYPLE AMRは、PLCとのインターフェースを有しており、通信用のソフトウェアを一から開発する必要は無く、すべて設定画面で完了します。既存工場への導入など、上位システムを導入していない環境においてもiRAYPLEは「簡単に」「設定だけで」導入できます。
PLCとのスムーズな連携
iRAYPLE AMRはRCSに「MCプロトコル」「FINSプロトコル」「S7プロトコル」「OPC UA」「Modbus-TCP」などのインターフェースを標準で備えており、上位レイヤーにシステムを構築せずとも、通信を行うことができます。
システム構成概要
PLCと通信を行う場合には、まず、互いのアドレス取り合い表を作成します。本稿では、上図をベースに記載します。例えば、地点Aから地点1、地点Bから地点2への搬送を考えます。工程間搬送の場合、最小の取り合いは以下のようになります。
・タスクの発行(地点 xx から地点 yyまで)
・AMRが地点xxへ到着した信号
・AMRが地点yyで搬送完了した信号
これら3点であれば、PLCとのアドレス取り合い表を作成します。本例では、下図のように、地点Aから地点1はアドレス1000, 1001, 1002を使用し、地点Bから地点2へは、アドレス2000, 2001, 2002を使用します。
次に、接続するPLCを登録します。今回は、MCプロトコルを使用するPLCを例にします。初期設定にて、PLCのIPアドレスやポート番号、アドレスなどの情報を登録します。
PLCと接続が完了すると、PLCの各アドレスの状態を監視することが可能になります。
初期状態
アドレスの値が変更になったとき
最後に、各タスクを発行するアドレスを設定し、RCSからのフィードバックのアドレスを設定することで、通信が完了します。
タスク発行の設定
このように設定することで、PLCのアドレスの値を常時監視し、以下動画のようにAMRに対してタスクを発行することができます(動画:シングルタスク発行)。また、同一アドレスの値が1になることで、複数台を一気に動作させることも可能です(動画:複数タスク発行)。
シングルタスク発行
複数タスク発行
PLCが起点になりやすい製造業において、設定で対応可能なiRAYPLEは高い効果を発揮します。是非、ご検討ください。
その他の検証動画はYoutubeにて公開中
本稿でご紹介した検証動画以外にも、AMRでよく聞かれるポイント動画をアップロードしております。是非ご確認ください。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLwF4eNIno02ZaLSpQGeemmU2CF_g320FY
また、「この場合も検証して欲しい」などご依頼がございましたら、いつでもご連絡ください。
併せて、弊社にご来社いただくことで実機もご見学可能です。ご検討ください。
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