先月開催したオンラインセミナー「ゼロからはじめる画像処理アプリ開発」では、MVTec社が提供する画像処理ソフト MERLIC / DLTOOL / HALCON を用いて、画像処理システムをパソコンベースで簡単に構築する具体的な方法について解説しました。約700名の方々にご参加いただき、改めて、AI画像処理を導入したいというニーズの高さを感じることができました。
皆様からのご好評を受け、このセミナーの内容を、弊社の無償のコンテンツ配信サイト「画像処理マスターの道」にて公開する運びとなりました。配信形式はオンデマンドとなっており、いつでもお好きなタイミングでご視聴いただけます。ご都合が合わずにセミナーを見逃してしまった方は、こちらからぜひご視聴ください。
オンデマンドトレーニングコンテンツの ご視聴はこちら |
コストゼロではじめるAI検査
MVTec社の画像処理ソフトを弊社ホームページからダウンロードすることで、初期費用ゼロで、AI画像処理システム開発のスキルを身に着けることができます。まずは、最もシンプルな検査処理の一つである、アノマリー検出機能を導入する流れを確認していきましょう。
アノマリー検出アプリ作成の3ステップ
アノマリー検出とは、ディープラーニングを用いた良否判定機能の一つであり、良品画像だけを集めて学習することで、良品か、それ以外か、を判断できるようにする機能です。MVTec社のアノマリー検出には、局所的なテクスチャの変化と、画像上の相対的な位置関係の変化の、両方を捉えることができる機能が備わっています。これにより、一般的な良品学習機能よりはるかに高い精度で良否判定を行うことができます。
このアノマリー検出につかうディープラーニングモデルは、良品画像群をDLTOOLに読み込ませることで、簡単に生成できます。DLTOOLは、ラベル付け、学習パラメータ調整、生成したモデルの性能検証まで、すべてこなせるディープラーニング機能検証ツールで、アノマリー検出をはじめとする様々なAIモデルをプログラムレスで構築できます。
そして、このDLTOOLで作成したモデルは、HALCONやMERLICで利用できます。とくにMERLICは、プログラミングの知識がなくても画像処理アプリケーションを構築できる、オールインワンの画像処理ツールとなっていて、初めて画像処理に取り組む方でも比較的容易に導入が可能です。
DLTOOLは完全無償のツールとなっており、また、MERLICはインストールしてから45日間は無償でご利用いただけます。
これらのツールの具体的な活用方法については、弊社のトレーニングコンテンツ配信サイト「画像処理マスターの道」で分かりやすく解説しています。カテゴリごとにまとまっておりますので、目的のソフトウェアの機能について、順を追って学習していくことが可能です。是非これらのコンテンツをご視聴いただき、PCビジョンシステム開発の成功につなげていただきたいと思います。
オンデマンドトレーニングコンテンツの ご視聴はこちら |
お問い合わせはこちら |
ご意見・ご感想募集
LINX Expressに関する要望やご感想を募集しております。下記フォームよりお気軽にご投稿いただけましたら幸いです。
いただいたご意見については今後の運営の参考にさせていただきます。皆様のご投稿お待ちしております。