iRAYPLEのコードリーダは、最先端のAI技術を搭載した高性能な読み取りを低コストで提供できる点が最大の特徴です。加えて、豊富なラインナップも魅力の一つとなっており、常に新製品をリリースする高い技術力を誇ります。
本号では、性能向上とコスト削減を両立するiRAYPLEコードリーダの新シリーズを紹介します。
性能を向上させつつ、さらにコストを抑えたEcoシリーズ（R3013E）と超小型筐体でありながら、大幅に性能を向上させたProシリーズ（R3016）がリリースされました。

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iRAYPLEコードリーダのラインナップ

iRAYPLEコードリーダーには大きく4つの製品シリーズが用意されています。Rシリーズの数字が増えるほど高速・高解像度となっており、製品性能が向上します。業界や用途に応じて最適な製品を低コストで導入可能です。

iRAYPLEコードリーダ製品ラインナップ

R3000シリーズ

– 最も低コストで小型
– 固定の近距離での読み取り（WD：～150mmまで）
– 同一製品の製造工程におけるトレーサビリティ管理に最適

R4000シリーズ

– 最も汎用的なタイプ
– 高速読み取りと広い視野・レンジに対応（WD：～500mmまで）
– 複数製品を製造する工程のトレーサビリティ管理に最適

R5000シリーズ

– 高解像度カメラを搭載、広い視野で細かいコードを読み取り
– 最大1.5mの遠距離からの読み取りが可能
– 離れた距離から複数のコードを読み取る必要がある場合に最適

R7000シリーズ

– 撮像距離2mを超える広い計測レンジと視野範囲に対応
– AIで異なる種類のコードをフレキシブルに読み取り
– 物流倉庫など広い視野で様々なサイズの対象物に貼られたコードの読み取りに最適

もはや廉価ではない
低価格ラインナップ R3000シリーズの【新製品】

ラインナップの中でも最も安価なR3000シリーズですが、近距離帯は40万画素のセンサを搭載しているメーカーが多い中で130万画素のセンサが搭載されており、読取性能も競合他社に比べて優位性がある機種となっています。性能面と価格面でバリューがあるR3000シリーズですが、新たに２つのラインナップが追加され、これまで以上に性能・コストの両面でメリットのあるシリーズとして生まれ変わります。

コンパクト・安価モデル R3000シリーズ のラインナップ拡張

さらに価格を抑えて性能アップ『R3013E』Ecoシリーズ

従来の R3000シリーズは iRAYPLEのコードリーダのラインナップの中で唯一AIを搭載していないモデルでした。クラシカルな画像処理ベースの認識精度も十分ではありますが、今回新たにAIによる認識を搭載したモデルとして、『R3013E』がリリースされます。従来のモデルと比較して速度面においても20fpsから50fpsへと飛躍的な向上を遂げており、精度・速度の両面でたしかな性能向上がありながら、価格としては従来機種の90%程度と、これまで以上にお求めやすい価格を予定しています。従来機種に比べて全ての面で上回る機種となるため、今後のR3000シリーズの標準的なモデルとして位置づけられるものとなります。

新製品：R3013E

超小型で性能大幅アップ『R3016』Proシリーズ

さらに、性能面で大きな向上を果たしたプロフェッショナルモデルとして「R3016 Pro」もラインナップを予定しています。読取精度・解像度・速度・機能・サイズといったコードリーダに必要とされるあらゆる側面を徹底的にブラッシュアップした本モデルは、短いWD帯において市場で最高クラスの性能を誇ります。それでいて iRAYPLEコードリーダシリーズの製品コンセプトであるコストメリットは十分に享受できる機種となっています。

新製品：R3016 Pro

センサとしては新たに 1.6MP / 60fps の高画素/高速センサが搭載され、抜群の解像度/速度性能を誇ります。高速性を活かすために、照明もより高輝度なものに見直され、偏光照明も追加されています。それにも関わらず、筐体としては従来よりも40%以上のサイズダウンを果たしており、非常にコンパクトなサイズも大きな魅力です。

オートフォーカス機能は従来R4000シリーズ以降の上位機種のみの対応となっており、R3000シリーズは固定焦点のタイプか手動フォーカスのみの用意でしたが、Proモデルではオートフォーカスタイプも登場します。iRAYPLEのオートフォーカスはモーター式であったため、フォーカス変更は基本的に事前に１回だけ済ませておいて、以降は決まったフォーカスで運用する形が基本でした。今回搭載されるオートフォーカスは新方式を採用しており、圧電素子で瞬時にフォーカスを変更することを可能にしており、事前に設定した複数のフォーカスポイントを高速に切り替えながら撮像することも可能になります。

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