TDIをはじめとしたラインスキャンカメラで日本国内でも馴染みの深いTeledyne DALSAですが、長年マイクロボロメータ技術の研究開発を続けており、その技術はここ10年で大きな飛躍を遂げました。特に、最新のマイクロボロメータは、組込デバイスに搭載可能なサイズまで小型化が進んでおり適用範囲が大きく拡がっています。

2012年の非冷却赤外線サーマルカメラとのサイズ比較

40mKの温度分解能、600度までの撮像範囲の性能を
組み込み可能なサイズで提供

Teledyne DALSAのマイクロボロメータ microCalibirシリーズは、非常にコンパクト、軽量、低消費電力が特長のカメラです。
レンズマウント込みで23 mm x 33.5 mm x 39 mmという非常にコンパクトサイズで、かつ15g以下の非常に軽量な筐体であるため、ハンディタイプの組込デバイスや連続撮像が必要かつカメラの設置スペースが限られる産業機器への搭載が可能です。また、消費電力が1.2W以下で発熱量が少ないため、温度分解能や画質への影響が小さいことも特長です。

代表的な仕様は下記に示す通りです。

解像度：

320 x 240 [pixel] もしくは 640 x 480 [pixel]

フレームレート：

60 fps

ピクセルサイズ：

12 μm

温度分解能（NETD）：

40 mK以下 （F/1.0, 30 fps条件下）

筐体サイズ：

23 mm x 33.5 mm x 39 mm（レンズマウント付き）

重量：

15g以下（レンズマウント付き）

動作温度範囲：

-40°C から 80°C

波長帯：

8,000 – 12,000 nm

インターフェース：

USB2 もしくは MIPI

下記表に示す通り、10度から80度までの水平視野角を持ったレンズオプション付きで製品提供を行っており、10機種のラインナップから選定できます。

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