3Dスマートセンサー Gocator に新たにラインスキャン共焦点方式がラインナップ
3DセンサーGocatorは3次元形状の撮影だけでなく、センサー内蔵のソフトウェア機能で形状計測や画像処理まで行うことができるスマートセンサーです。このGocatorに今回新たにサブミクロン精度での超高精度計測が可能な共焦点技術をラインスキャン方式で実現した「Gocator 5500」シリーズが加わります。
スマート3D共焦点ラインセンサー「Gocator 5500」
LINX Express Vol.391で紹介したFocal SpecがスマートセンサーGocator 5500としてリブランディングされてリリースとなります。共焦点方式によるサブミクロン精度の計測、16kHzを超える速度でのラインスキャン方式、3D表面形状/3D断層形状/2D全焦点画像の同時出力、といった多くの特長的な機能をそのままに、Gocatorの最大の長所であるスマートセンサーの機能も獲得したこのセンサーは、3D検査の常識を覆す業界初の3Dセンサーです。
共焦点方式によるサブミクロン精度の3D計測
従来のGocatorの三角測量方式とは一線を画す共焦点方式を計測原理として採用しています。共焦点方式ではサブミクロン精度での3D計測を可能とするだけでなく、鏡面/粗面/透明体など素材を選ばない適用性も利点としています。
1800ポイント / 16kHzを超えるラインスキャン速度
従来の共焦点方式はエリアスキャン方式を基本とし、対象物が数秒停止することを前提とした計測技術のため、高速なインラインでの計測には適用ができませんでした。Gocator 5500は独自の特許技術を用いて共焦点をラインスキャン方式で実現しています。また、ラインスキャン時のポイント数は1800ポイントと高解像度でありながら、その際のラインレートも最速16kHzを超える速度性能を誇ります。これらの特長から、高速な検査ラインにおいてサブミクロン精度の超高精度計測を実現できる市場で唯一の選択肢となります。
◆ラインスキャン共焦点の詳細はこちら
透明体におけるマルチレイヤー計測
Gocator 5500では表面形状だけでなく、透明体であればCTスキャンのように断層データを取得することも可能です。ディスプレイの多層ガラスの積層状態を検査するといったことも可能です。
”スマート” 3Dセンサー
従来のGocatorシリーズ同様に、Gocator 5500もスマートセンサーとしてのコンセプトが継承されています。Gocatorシリーズ共通の大きな特長の1つとして、センサーヘッド自体が単なる撮像デバイスというだけでなく、内臓の計測ツールによる良否判定機能やPLCとの通信機能を有しています。そのため、外付けのコントローラーも不要であり、シンプルなシステムを構築することが可能です。この計測ツールを活用するにあたって、特別な画像処理の知識やプログラミングスキルは必要ありません。直観的かつグラフィカルなインターフェース上でマウス操作のみで高度な画像処理を構築することが可能です。
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