リンクスのソリューション事業では、お客様の製品/装置個別の要望にお応えするフルカスタムの受託開発を提供しています。
これまで、ビジョンシステムのお困りごとを多くのユーザー様からヒアリングさせていただく中で、
ワークの計測・検査などを行う画像処理本線のカメラではなく、装置内部や作業者の状況をモニタリングする目的で、産業用途で安心して使える装置内監視システムを探しているというご要望を多くいただきました。
今回は、この度リンクスにて新規開発した「産業用ドライブレコーダーソリューション」をご紹介します。本製品は受託開発事例ではなく、幅広いお客様へ標準製品としてご提供が可能です。
装置内監視に必要なコンポーネントをワンパッケージでご提供

- ”LINX Vision Station”は、映像記録用の大容量ハードディスクを搭載した録画ユニットとなります。接続されたカメラからの映像を内蔵ストレージへ圧縮しながら常時記録を行います。
- 専用のカメラモジュールは5メガピクセルのカラーセンサー(Rolling Shutter)を搭載しており、サイズは21mm角と超小型で狭小部の監視にも最適です。
オプションで、液体レンズを用いたリモートフォーカス機能にも対応可能です。 - 任意のWindows PCからVision Stationおよびカメラを制御するための専用アプリケーションがバンドルされます。リアルタイム映像のライブビューや、録画した映像のストリーミング再生、記録映像のエクスポートなどの機能が統合されています。
※Linux PCでの利用をご希望の際はご相談ください。
具体的なシステム構成例を以下に示します。

Vision Station 1台には、最大6台までのカメラを接続できます。(6台未満での使用も可能です)
各カメラとVision Stationの間は同軸ケーブル1本で接続し、カメラ個別の電源供給は不要です。ケーブル長は最大15Mまで伸ばすことができ、配線途中での中継/ジョイントのご要望にも対応できます。
Ethernet Hubを介して複数のVision Stationを1台のPCに接続することで、
図に示すような最大30カメラまでの常時監視システムを手軽に構築することが可能です。
PC上の管理アプリから、複数のVision Stationを一括して制御します。
本ソリューションの特徴
- 簡単設置/シンプル操作。
装置内監視に必要な機能・設定をシンプルに盛り込んでおり、カメラもフルオートで動作するため、複雑なセットアップは不要で悩まずにシステム導入できるようにしています。 - 分散録画アーキテクチャ
装置の規模に応じて、段階的にカメラの台数を増減できるため、コストオーバーヘッドのない監視システムが構築できます。分散録画処理により、30カメラの同時監視録画を行う際も、制御用のPCは安価な低スペックPCを使えるような工夫がされています。 - 高精細な映像記録
5メガピクセルの高解像度でカラー映像を記録することで、装置内の稼働状況を詳細に記録し、何か問題があった際に後から振り返って再生・確認ができます。バックグラウンドで常時録画を行いながら、並行して現在のリアルタイム映像のモニタリングにも対応しています。 - 産業品質・長期保証
受託開発で培ったノウハウにより、国内産業装置メーカー様の高い品質要求にお応えし、また長期間での供給に対応できます。
IPカメラシステムとの違い
ここでは、一般的な監視用途で用いられるIPカメラシステムと本ソリューションの違いを説明します。

IPカメラシステムでは、上の図で示すようにカメラ内部で画像圧縮を行い、圧縮後の映像をEthernetでレコーダーへ配信し、記録する構成となっています。
一方で、本ソリューションは、カメラで撮像した画像は圧縮せずにRAW画像のまま伝送する点に特徴があります。受信したRAW画像はVision Station上で圧縮処理を行い、内蔵のストレージへ記録されますが、ここで記録と並行して圧縮前のRAW画像に対する画像処理を行うことも可能なアーキテクチャとなっています。
IPカメラシステムの場合、受信した段階で既に圧縮された映像データとなっているため、
マシンビジョンのようなRAW画像処理を行うことはできません。
LINX Vision Stationでは、ただ映像を記録するだけではなく、RAW画像処理と録画処理を組み合わせる事で、マシンビジョンとドライブレコーダーを組み合わせた次世代の装置内監視を実現できます。
例として、以下のような応用例を想定しています。
- 通常状態ではストレージの容量節約のために圧縮率の高い映像を常時記録しておき、画像処理で装置内の何らかの異常を検出した場合には、その前後の期間のみ高画質の画像を記録する
- 画像処理によって、不具合の予兆を検出した場合のみ映像の記録を行い、装置側へのアラーム信号を出力する。(Vision Stationに搭載のDIO機能で装置との通信が可能です)
※標準パッケージとしては録画監視機能のみの搭載となります。RAW画像処理を組み合わせた応用に興味をお持ちの方は弊社営業担当までお問い合わせください。
搭載イメージセンサーの変更や、装置との通信機能拡張などのカスタム要望にも対応可能ですので、是非お問い合わせください。
デモ展示動画
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