高速・高精度 光切断センサー Gocator 2540 / 2550
Gocatorの最高速度モデルの2500シリーズに120~510mm程度の視野幅をカバーするモデルとして、9月に新たにGocator 2540 / 2550のリリースを予定しています。今号では新たに追加されるこの2機種の特長をお伝えします。
Gocator2540/2550・1プロファイルあたり1920点の高解像度計測 |
Gocator 2540 / 2550 の位置づけ:高速モデルにおける中視野帯
G2500シリーズは1秒間に10000回以上の計測が可能となっており、速度面においては未だ最高性能を誇ります。Vol.419で4200ポイントを持つ最高解像度モデルのG2600シリーズのリリースを発表したばかりですが、G2500はまた異なる特長をもったシリーズとなっており、G2500の製品拡張も多くのお客様に待ち望まれてきた中で本製品のリリースとなります。
従来のG2500シリーズの最大視野幅はG2530の100㎜でしたが、G2540/G2550はさらに広い視野である120~510mmまでの視野幅をカバーします。高解像度と高速性を両立した2500シリーズですが、これまで狭い視野での高精度モデルのみのラインナップで選択肢も限られていました。
このG2540/2550はその穴を的確に埋める新製品となっています。
※クリックで拡大
その能力をみていただくための簡単なデモ動画ですが、左が従来機種であるG2340、右が今回新たにリリースしたG2540となります。G2340も遅くはありませんが今回の計測条件だと1600回/秒(速度にして160㎜/s)のスキャンにとどまっていますが、G2540では8000回/秒(速度にして800㎜/s)の計測を実現しており、従来比にして5倍ということで、その速度差は歴然です。
単純に速度換算で従来比5倍に加えて、そもそもG2300シリーズは1280ポイントですが、G2500シリーズは1920ポイントと、分解能の観点でもより高い機種となります。実際に撮像されたデータをみてもその差がさらによくわかります。下は搬送速度を共通にしてそれぞれのモデルで取得したデータですが、搬送速度が同じであれば今度はデータの密度が5倍になります。
タイヤのトレッド面の幅・溝計測 / 製造番号等のOCR
タイヤの検査は従来Gocatorの得意とするところです。G2340,G2350で国内外タイヤ製造メーカー様で多くの実績がある一方で、より高速な製造ラインでのニーズがあることも把握していました。G2540/G2550であれば、既存のシステムからの変更もほぼなく、より高速な製造ラインへの適用が可能です。
EVバッテリーセル表面の形状検査
高速に流れる角型バッテリーセル表面の凹凸形状を検査します。
G2500シリーズの高性能イメージャーで金属表面でもノイズの少ないきれいなデータが撮影できます。
センサー内蔵の計測ツールでセル表面に見られる歪みや凹凸をインラインで高速に検査します。
Gocator オンラインセミナー好評受付中
Gocatorの「簡単」と「高機能」の両立を理解いただくための定期オンライントレーニングを定期開催しています。ミーティングツールZoomを利用したセミナーで、Gocatorに興味はあるがまだよく知らないという方から、既に導入済みだがもっと使いこなしたいという方まで、幅広く満足いただける内容となっています。トレーニングセミナーへのご参加は事前登録が必要です。下記よりご登録ください。
次回:9/7(水) 13:30~15:00
3Dマシンビジョン ならリンクスへ
サンプルワークをお借りしての計測評価やデモ機のお貸出しも随時承っております。
計測評価では、計測精度・視野・速度・コストの観点からどの計測手法・機種が最適かを実際に計測してご提案します。Gocatorはデモ機のお貸出しも対応しています。
3D寸法計測、3Dマシンビジョンについてはリンクスにご相談ください。
ご意見・ご感想募集
LINX Expressに関する要望やご感想を募集しております。下記フォームよりお気軽にご投稿いただけましたら幸いです。
いただいたご意見については今後の運営の参考にさせていただきます。皆様のご投稿お待ちしております。