iRAYPLEから、新たに5機種のCoaXPress6（以下、CXP-6）対応のカメラがリリースされました。
今までラインナップになかった低画素を含み、さらにコストパフォーマンスに優れたCMOSセンサーを搭載した、低価格が強みのiRAYPLEの製品の中でもより一層コストを意識した製品です。
今号では、その詳細をご紹介します。

iRAYPLE新製品の特長

特長一覧

今回リリースになるCXP-6インターフェース対応カメラの特長は以下です。

• コストパフォーマンス抜群のGpixelセンサー搭載
• 5MPから最大26MPの5機種をラインナップ
• Cマウント対応でコンパクトサイズ
• ファンの故障と振動の心配を排除したファンレス筐体

製品ラインナップ一覧

以前にご紹介した通り、Gpixelセンサーは一般的なマシンビジョンシステムで想定される環境において、Sonyセンサーと比較し大きく遜色のない画質性能であり、カメラコストとしても10%以上低価格で非常にコストパフォーマンスに優れたセンサーとなります。
新製品では、そのコストパフォーマンス抜群なGpixelセンサーを搭載した5MPから最大26MPの5機種のモノクロカメラをリリースします。以下の表で各解像度の詳細な仕様を一覧にしており、カメラの貸し出しも行っていますので、お気軽にご連絡ください。

新製品でラインナップのギャップを解消

iRAYPLEは、一般に広く使われているGigE、USB3.0、CameraLinkに対応した低画素のカメラだけでなく（グラフの青色エリア）、ハイエンドな用途で使用されるCXP-6/12に対応した高画素のカメラ（グラフのグレーエリア）も含めた幅広いラインナップを展開しています。
しかし、GigEやUSB3.0対応のカメラでは要求性能を満たせず、CXP-6/12対応で一般に25MPを超えるカメラではコストが合わないお客様には最適なコストパフォーマンスの製品を提供できておりませんでした。今回の新製品はそのラインナップの穴を埋めるような製品です。（グラフのオレンジエリア）

iRAYPLE既存製品との比較

今回リリースする5機種のCXP-6対応ローコストカメラは、価格に絶対の強みを持つiRAYPLEがコストパフォーマンス抜群なGpixelセンサーを搭載しCマウントのコンパクトな筐体にすることで、CoaXPress対応カメラの中でも圧倒的なローコストを実現しています。
26MPでは、すでに同じ「GMAX0505」を搭載したCXP-12対応のハイエンド向けカメラをラインナップで持っていますが、100fpsを超えるような高速性が不要であれば約25%のコストダウンが可能です。

	既存ハイエンドCXPカメラ	新ローエンドCXPカメラ
型式	A9B57MP050E	A9B57MX703E
インターフェース	CXP-12 ×4ch	CXP-6 ×2ch
センサー	Gpixel GMAX0505	Gpixel GMAX0505
解像度	26MP　5120×5120 pix	26MP　5120×5120 pix
センサーサイズ	1.1″	1.1″
ピクセルサイズ	2.5×2.5 µm	2.5×2.5 µm
フレームレート	150 fps	42 fps
マウント	M58×0.75	C
サイズ	80×80×72mm	50×50×45mm
価格

さらにラインナップで比較した場合でも、iRAYPLEではGpixelのセンサーを包括的にラインナップしていることより、ローエンドCXPカメラの選択肢が他社と比較し豊富ですので、コストを重視されるお客様にとって最適な選択肢になっています。

国際画像機器展に出展！

2023年12月6日から12月8日に開催される国際画像機器展に出展します。今回ご紹介したCoaXPress-6対応の新製品も展示しておりますので是非ブースへお立ちよりください。

ご意見・ご感想募集

LINX Expressに関する要望やご感想を募集しております。下記フォームよりお気軽にご投稿いただけましたら幸いです。

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