この度リンクスでは、Basler社製品に加え、新たに「iRAYPLE」と「Teledyne Imaging」2つの産業用カメラブランドの取り扱いを開始しました。
これまでリンクスは産業用カメラやマシンビジョン領域において、市場・技術両面でのトレンドをいち早く捉え、皆様にご紹介してきました。GigEビジョンの登場から15年が経ちましたが、性能、ラインナップ、コスト、サプライチェーンなど現在の産業用カメラ市場は、より速く、より複雑に変化を続けています。
このダイナミックな市場の変化に適応し、一歩先のトレンドを正しく掴んでいくため、リンクスは新たに2社のカメラブランドの取り扱いを決定しました。
本稿では、新たに取り扱う2つのカメラブランドの概要とともに、「今後の市場トレンドを先取りしたマルチカメラブランド戦略の全貌」と題した、新カメラブランド発売記念セミナーについてご案内します。
※なお、リンクスからのBasler社製品の販売、技術サポートはこれまで通り継続します。
iRAYPLEについて
新たなカメラブランド「iRAYPLE」は、生産における圧倒的なスケールメリットを背景として、他社とは一線を画す低価格、短納期でのカメラ提供を実現します。
「iRAYPLE」は、監視カメラで世界トップクラスのシェアを誇る「Dahua Technology社」が、産業用カメラを専門で取り組むために立ち上げた子会社「Huaray Technology社」から提供されます。
産業用カメラ業界全体のカメラ出荷台数が年間200万台であるのに対し、監視カメラを含めたこの2社の合計出荷台数は年間5,000万台と、業界全体と比較しても20倍以上の生産量を誇ります。
産業用カメラの専門ブランドとして立ち上がった「iRAYPLE」は、マシンビジョンの多種多様なニーズを深く理解した上で、製品ラインナップを拡充しつづけています。
カメララインナップは既に200種類を越え、他社TOPメーカーのラインナップの殆どをカバーします。ローエンドだけでなく、ハイエンドスペックに至るまで、マシンビジョンカメラ全般に渡って、価格、納期面で大きなアドバンテージを提供します。
【iRAYPLE カメラスペック一覧】
インターフェイス：GigE、USB3.0、CameraLink、10GigE、CoaXPress6/12
解像度 ：0.3MP（VGA）から最大151MP
転送帯域 ：1Gbpsから最大50Gbps
Teledyne Imagingについて
Teledyne DALSA、Teledyne Photometrics及びFLIR Integrated Imaging Solutionは、DALSAやFLIR（旧 Point Grey社）等の大手産業用カメラブランドを傘下に置く企業グループです。イメージング技術のリーディングカンパニーとして、独自のCMOSセンサー開発からカメラ開発までを、1社で完結できる高い技術力を有しています。それを幅広い市場分野、幅広い技術分野で実現できる、マシンビジョン業界で唯一の存在です。
CMOS、ラインセンサーTDI、超高感度カメラ（真空・冷却技術）、赤外領域、X線等、幅広いイメージング技術要素を高いレベルで持ち合わせています。1D、2D、3Dカメラによるマシンビジョン分野だけでなく、メディカル、航空宇宙、理化学、軍事など、幅広い分野に対しても、高い専門性を持つカメラをラインナップしています。
【Teledyne Imaging カメラスペック一覧】
インターフェイス：GigE、USB3.0、CameraLink、CameraLink HS、5/10GigE、CoaXPress6
解像度 ：1Dカメラで2kから32k、2Dカメラで0.3MP（VGA）から最大86MP
転送帯域 ：1Gbpsから最大88Gbps
リンクスのカメラ戦略について、カメラセミナーを開催！
「iRAYPLE」「Teledyne Imaging」発売開始に併せた記念ウェビナーを実施します。
「標準カメラに起きる地殻変動」、「特殊CMOSセンサーが作り出すマシンビジョンの新たな可能性」等をキーワードに、リンクスが今これら2社を追加したカメラ戦略に至った背景や、各ブランドのカメラの詳しい紹介について、弊社代表取締役村上が自ら語り尽くします。
これだけで産業用カメラの一歩先がわかるセミナーです。是非登録ページからお申込みください。
お見積り・お問い合わせ
「iRAYPLE」「Teledyne Imaging」の詳細やご質問に関しては、下記フォームへのご連絡をお願いします。
ご意見・ご感想募集
LINX Expressに関する要望やご感想を募集しております。下記フォームよりお気軽にご投稿いただけましたら幸いです。
いただいたご意見については今後の運営の参考にさせていただきます。皆様のご投稿お待ちしております。