コンベア上を流れる箱やパッケージを3次元センサーで形状計測します。衣類などに多いフィルム素材のパッケージや紙袋など、段ボール箱以外の素材・形状も計測可能です。広い測定レンジで大小の荷物が混在する場合でも高精度に計測します。
特にGocator2490では最大幅2mの撮影が可能で、センサー本体に内蔵された計測ツールで3辺サイズや重心位置を計測できます。

Gocatorはソーターによる自動仕分けの他、荷物の自動ラベリング機にも利用されています。
荷物の寸法、中心座標、向きを測定し、サイズ情報を含むラベルをロボットで自動貼付けします。
某仕分け機メーカー様で扱う荷物サイズは 15 x 10 x 1.9mm ～ 49 x 36 x 23mm と広い範囲に対応する必要がありGocatorの高精度かつ広視野機種が活躍しています。

コンベアで流れてきたパーツをロボットで掴み箱に整列投入します。
広い視野を高速高精度にスキャンし、対象物の位置・姿勢を正確に計測します。

Gocatorは加工食品メーカー様でロボットによる箱詰め用のビジョンとしても利用されています。
3次元形状を取得することで二次元的な位置情報に加えて重心や傾斜角度も計測することができます。
お菓子のパッケージや加工肉食品などに多い複雑な形状の対象物もロボットで確実にピッキングして箱詰めすることが可能です。

コンテナボックスに入った様々な形状・素材の製品を3次元計測し、内容物の容積を算出します。
梱包箱内の高さを計測することで、梱包材の不足または過剰がある場合に再包装のために箱にタグ付けをします。
箱やトレーに入った様々な形状・素材の製品を3次元センサーで一度に計測します。

死角除去タイプの3DセンサーGocator2880を使用することでコンテナボックス内の奥まで捉えることができます。
センサー内蔵の計測ツールで１つ１つの製品領域に分割し、各製品のサイズ、容量を計測します。
「体積ツール」で箱内の体積を計測し、梱包箱に対しての充填率を％で算出します。

荷物の領域を自動分割 ~パーツ検知機能~

ランダムに流れる荷物の高さデータをスキャンし、１つ１つの領域に自動的に分割します。
従来のシステムでは光電センサーで事前に検知しトリガーを入れる必要がありました。Gocatorでは異なるサイズの荷物でもすき間幅の情報に基づいて分割します。

色々な梱包パッケージに対応 ~マルチ露光機能~

光切断センサーは白や光沢物では露光を抑え、黒に対しては長く露光する必要があります。
Gocatorではマルチ露光機能により、白い段ボール箱、黒いビニール袋など様々な色・パッケージを同じ設定でスキャン可能です。

コンベア上にポン付け ~計測・制御機能内蔵~

荷物の3辺計測、体積計測、個数カウントなど物流工程の自動化に必要な様々な計測機能をセンサーに内蔵。PCレスでセンサー本体から直接計測値を出力します。
センサー本体を取り付けてすぐに自動3D測定が始められます。