本日14(水)から東京ビッグサイトにて開催される自動認識総合展に出展します。自動認識をテーマに、画像処理ライブラリのHALCON、画像による個体識別ソフトウェアAlitheon、RFIDや位置情報のプラットフォームKINEON OSの3製品のデモ展示を行います。今回はこれらの製品の特徴をご紹介します。
世界最先端画像処理ライブラリHALCON
OCRやコード読み取りなどの自動認識技術は、MVTec社が力を入れて開発している機能の一つです。本展示会では、HALCONをスマートカメラ上で動作させ、高速・高精度な自動認識のデモを実施します。コード認識・OCRアプリケーションをご検討中の方は、ぜひご来場ください。 |
特徴機能:コード認識
HALCONは、産業用途で必要とされるバーコード・データコードをサポートしています。更に、低解像度画像に対する読み取り精度も向上しており、エレメント幅0.6pixのバーコードを認識することも可能です。また、コードの一部が欠損した場合であっても、それ以外の場所から情報を補間することでコードを認識することも可能です。
特徴機能:Deep OCR
ディープラーニングをOCRに組み込むことにより、文字領域の分割・抽出・分類を高い精度で実行可能です。文字の方向やフォントタイプに依存しないOCRを実現します。
バーコード・刻印不要な画像トレーサビリティソフトウェアFeaturePrintシステム
Alitheon(アリセオン)社製品「FeaturePrintシステム」のソフトウェア技術は、バーコードや刻印を物体に付与することなく、物体表面を撮像することで表面情報をデータ化し、非接触の個体識別・トレーサビリティを実現します。
バーコードや刻印不要な画像トレーサビリティソフトウェア
自動車部品、電子部品、鋼製小物、金地金など肉眼による個体識別が困難な物体は数多くある中、実は、これらの表面には物体固有の微細な模様や傷などのテクスチャが存在します。目視での個体識別は困難ですが、図に示すように拡大して確認すると表面には個体特有のテクスチャが存在しています。FeaturePrintシステムはこれらの模様を画像から捉えることで、対象物に対しても誤判定なく識別ができます。
◆「FeaturePrintTMシステム」を用いた検証動画はこちら
バーコードや刻印を付与することが困難であるけれどもトレーサビリティを行いたいという課題がございましたら、是非会場まで足を運んでいただきFeaturePrintシステムのデモ機をご覧ください。
位置測位システムのプラットフォームKINEXON OS
RFIDや位置測位システムのデータを統合管理
KINEXON OSは位置情報のプラットフォームとしてBLE(Bluetooth Low Energy)やUWB技術の位置測位システムを一元管理することが可能です。RFIDの情報はリアルタイムの位置情報とは異なりますが、倉庫への入出庫、生産ラインでのロット情報登録など、生産工程における大まかな位置情報としてKINEXONで管理可能です。
位置情報をもとに生産工程や物流の可視化と自動化を実現
KINEXON OSは取得した位置情報をモノ探しや導線解析の活用に留まらず、製造現場の自動化・効率化を推進するソリューションです。部材の位置情報をもとに工程管理をおこなったり部材の倉庫への入出庫を自動登録したり、次工程への搬送待ち部材情報をAGVに指示出しすることなどが可能です。
今回の展示会ではリアルタイムロケーションシステムを実際に設置し、KINEXON OSを活用した自動化アプリケーションをご紹介します。
株式会社リンクス出展ブース情報
本展示会では実機のデモにて製品のご紹介をしておりますので、ぜひ弊社ブースにお越しください。(バナーをクリックするとイベントサイトへジャンプします)
お問い合わせ
本号でご紹介させていただきました「HALCON」「FeaturePrintシステム」「KINEXON OS」の詳細やご質問に関しましては、下記フォームへのご連絡をお願い致します。
ご意見・ご感想募集
LINX Expressに関する要望やご感想を募集しております。下記フォームよりお気軽にご投稿いただけましたら幸いです。