難しいことを「簡単」に。
オール・イン・ワンの画像処理ツール「MERLIC」
MERLICは、プログラミング一切不要、直感的な操作だけで画像処理システムを構築できる、オール・イン・ワンの画像処理ツールです。画像取り込み・画像処理アルゴリズム開発・外部機器連携・ユーザーインターフェースの作成など、マシンビジョンアプリケーション開発にかかわる一連の流れをMERLICで完結できます。
MERLICオンライントレーニング、開催決定!
ご要望の高かった、MERLICトレーニングの開催が決定しました。MERLICの特徴と基本的な操作方法を分かりやすく解説します。加えて、MERLICを用いた画像処理アルゴリズム構築だけでなく、カメラ接続・GUI構築・外部機器との接続までの一連の流れを詳しくご紹介します。
是非、ご参加ご検討ください。
日時:5月27日(金)13:30~14:30 (以降、不定期開催)
形式:Zoom(事前登録制)
費用:無料
MERLIC5.1新機能
Deep OCR
MERLIC5.1ではディープラーニングを利用した文字認識「Deep OCR」が利用可能になりました。文字領域の抽出も、文字読み取りも、Deep OCRを用いて包括的に実行されます。Deep OCR機能はディープラーニングアドオンの有無に関係なく、すべてのMERLICライセンスでご利用いただけます。
AIアクセラレータ
MERLIC5.1はHALCON同様、AIアクセラレータをサポートしており、ハードウェアの最大パフォーマンスを引き出すことが可能です。これにより推論時間を大幅に向上させることが可能です。
テクニカルTips:MERLIC を用いた外部機器連携
ここからはMERLIC活用に役立つTipsとして、外部機器の連携機能について紹介します。
MERLICは様々な外部機器との連携が可能であるため、既に画像処理システムを構築済みのお客様であっても簡単にMERLICを導入することが可能です。
外部機器との連携:I/O機器 と OPC-UA 接続
MERLICでは外部機器連携のためのソフトウェア「MERLIC RTE Setup」が用意されています。このソフトを起動し、実行するプログラムと接続された機器を選択するだけでプログラム実行の準備は完了します。
今回は例としてCONTEC社製DIO「API-DIO(WDM)」を用いてMERLICプログラムと連携する手順を紹介します。
まず、I/Oの設定を行ってみましょう。I/Oタブから接続するデバイスを選択し有効化します。デバイスが有効化されると、接続されたI/Oを処理中のどの操作と紐づけるかが選択できるようになります。
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次に、MERLICで作成した処理「レシピデータ」の読み込みを行いましょう。今回は標準サンプルレシピの「verify_chip_number_recipe.mrcp」を使用します。
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事前にC++などで作成したプラグインがある場合は「通信」タブから設定を行いましょう。
「MERLIC Communicatorを起動」ボタンを押すことでターミナルが立ち上がり、プラグインの設定が可能になります。
OPC UAの設定もここで行うことが可能です。パラメータは「Plug-in parameters」と「User parameters」で区別されます。
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最後に画像ソースタブから「MERLIC RTEを起動」ボタンをクリックすることで処理がスタートします。
実行時に最初に設定したインターフェースでのI/O制御が有効になります。
外部機器との接続も簡単に実装可能ですので、是非お試しください。また、5月開催の「MERLICトレーニング」にて実際に操作しながら解説します。
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ご意見・ご感想募集
LINX Expressに関する要望やご感想を募集しております。下記フォームよりお気軽にご投稿いただけましたら幸いです。
いただいたご意見については今後の運営の参考にさせていただきます。皆様のご投稿お待ちしております。