ノーコード画像処理ソフトウェア「MERLIC」がメジャーバージョンアップを遂げ、最新バージョン 26.03 が昨日3月26日にリリースされました。MERLICは、世界最先端の画像処理ライブラリ「HALCON」を開発するMVTec社が、30年にわたる知見を凝縮して作り上げたソフトウェアです。高度な画像処理アルゴリズムを、プログラミング不要のノーコードで直感的に構築できるのが最大の特長です。
今回のアップデートでは、機能面の強化はもちろんのこと、ライセンス体系が大幅にシンプル化されました 。カメラの接続台数やディープラーニングの使用ツール数といった従来の制限が撤廃され、より多くのお客様が、規模や複雑さを気にせず最新の画像処理技術を導入できるソフトウェアへ進化を遂げています。
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MERLIC 26.03リリースの詳細、および進化した新機能のデモンストレーションについては、オンデマンド動画でも詳しくご案内しております。ぜひこちらもご視聴ください。

新しいバージョン管理とライセンスラインナップ
本バージョンより、従来の「MERLIC 5」からメジャーバージョンアップし、MERLIC 26.03 という表記になります。MVTec製品の統一されたバージョン管理形式(YY.MM)が適用され、約半年に1回製品がリリースされます。
【MERLIC 26.03以降のライセンス形式】
- ライセンスをシンプルでわかりやすい形式に統一
- カメラの接続台数制限を撤廃し、追加コストを気にせず複数カメラ利用可能に。
- 高度なディープラーニング画像処理機能もツール数の制限なくフル活用可能に。
ライセンスがシンプルになり、特にカメラ複数台接続やディープラーニング機能を複数利用するアプリケーションではコストメリットがさらに大きくなります。
また、MERLIC Editionライセンスはこれまで通り「買い切りライセンス」となっています。

HALCON 25.11ベースの画像処理機能の進化
MERLICは、内部で画像処理ライブラリ「HALCON」が動作しています。HALCONの最新バージョン「HALCON 25.11」をベースに、MERLICのツール群がさらに進化をしました 。今回のアップデートでは、ディープラーニング機能の圧倒的な高速化に加え、現場の多様な撮影環境に柔軟に対応するための新機能が追加されています。
文字読み取り・2Dコード機能のアップデート
今回のアップデートでもディープラーニングベースの文字読み取り機能(Deep OCR)とコード読み取り機能がアップデートされています。
Deep OCRでは、文字の読み取りを行う「認識モデル」についてデフォルトモデルアップデートとコンパクトモデルが追加されています。処理時間が短縮されているため、処理時間が課題になっていたケースでも活用いただけるようになります。また、メモリ使用量も削減されているため、PC選定の幅も広がります。2次元コード読み取り機能は、最新の印刷品質基準「ISO/IEC 15415:2024」および「ISO/IEC 29158:2025」をサポートしました。

NVIDIAの最新CUDAバージョンに対応、Blackwellシリーズをサポート
MERLIC 26.03は、NVIDIA社の次世代GPUアーキテクチャ「Blackwell」をサポートしました 。最新のCUDAバージョンに対応することで、今後登場する最新鋭のハードウェアリソースを最大限に引き出すことが可能です 。
過去にMERLIC5シリーズで作成したツールや使用したモデルに関しても、最新版に移行するだけで特別な設定なくBlackwellシリーズへの対応が可能となります。
これにより、より高解像度な画像を用いた検査や、極めて短いタクトタイムが要求される高度な製造ラインにおいても、余裕を持ったシステム構築が可能となります。

コンセプトツール「画像の貼り合わせ」
MERLIC 26.03では、新しいコンセプトツール「画像の貼り合わせ」が導入されました。このツールを使用すると、同じチャンネル数の2つの画像を水平方向または垂直方向にタイル状に並べて、1つの合成画像を作成できます。画像取得シーケンスと組み合わせることで、ラインスキャンカメラまたはエリアカメラで複数回取得した画像を、1枚の全体画像に合成することができます。

Beckhoff TwinCAT ADS通信プラグインが新規搭載
MERLICにはPLCなどの外部機器や外部ソフトウェアとの通信用に通信プラグインが搭載されています。このプラグインをご利用いただくことで、プログラミング開発を必要とせずに外部機器との通信設定も確立できます。既に三菱製PLCとの通信規格MELSEC Communicationプラグインや、標準規格のOPC-UAやTCPソケット通信などに対応しています。
今回のMERLIC 26.03では、TwinCAT Automation Device Specification (ADS) プロトコルを介したデータ交換およびデバイス制御のための通信プラグインも導入されます。このプラグインにより、MERLIC アプリケーションは TwinCAT システムとシームレスかつ効率的に連携できるようになります。

監査証跡機能:フロントエンドのあらゆる操作を完全に記録
MERLIC 26.03では、MERLICフロントエンドにおける特定のユーザー操作を完全に可視化できる新機能が導入されました。ユーザーは、誰がいつどのような変更を行ったかを把握できるため、シームレスなトレーサビリティの恩恵を受けることができます。これにより、進行中のプロセスにおける安全かつ透明性の高い運用が保証され、監査証跡の作成に必要なすべての情報が提供されます。

MERLICは、パラメータ変更やユーザーログインなどのアクティビティを既存の監視システムや監査システムに自動的に転送できるオープンなインターフェースを提供します。これにより、透明性が向上するだけでなく、規制された本番環境におけるコンプライアンスと品質要件もサポートされます。

その他のアップデート
その他にもMERLIC 26.03では次のアップデートが含まれています。
- OPC-UAがSDK ver2.0.1にアップデートし、エンドポイント設定の柔軟性が向上、セキュリティも強化
- 監査証跡機能に対応する「書き込みアクセス」ウィジェットに改善
- 機能の合理化:一部ツールのレガシー化、レガシーツールの削除
- ヘルプドキュメントへのアクセス方法を整理
- RTE SetupとRTEの内部通信の整理
- サンプルプログラムのデフォルトフォントを刷新
ぜひ新しいMERLIC 26.03で画像検査アプリケーションの開発にトライしてください。
【期間限定】バージョンアップキャンペーン実施中!
現在、従来のMERLIC 5をお使いのユーザー様向けに、新規購入価格の50%オフで最新版へ移行できるキャンペーンを実施しています。バージョンアップは6月26日までの3ヶ月限定のご提案になりますので、ぜひこの機会に最新版へのアップデートもご検討ください。

キャンペーンに関する情報は下記ニュースページもご参照ください。
https://linx.jp/news/press260305/










