NavithorフリートコントロールはAGV導入のリードタイムを短縮し、搬送の自動化を実現します。今回はNavithorのいくつかの機能のうち、システム構築に役立つ機能をご紹介します。
リソースベース搬送による自動化
リソースベース搬送方式を用いると、在荷センサの信号をトリガとしてAGVに搬送指令を出すことが出来ます。次の動画では、MES通信の代わりに自作のPLCシミュレータを用いて在荷検知のコマンドを送信しています。
リソースベース搬送
リソースベース搬送では、在荷を検知するとNavithorが付近に待機中のAGVを自動で選定し、搬送指令を出します。空いているAGVがない場合はタスクが保留され、AGVが空くまで待ちます。荷物の種類に応じて適切なAGVを呼び出し、自動的に搬送を実行させることができます。
動画のフルバージョンは来週開催されるLINX DAYSのバーチャル展示ブースでご覧いただくことが可能です。
シートシャッターとの連携も可能
MES通信機能を用いるとルート上にあるシートシャッターや自動ドアとも連携が可能です。AGVがシャッターに近づくと、Navithorはシャッターの制御システムに向けて開扉の信号を発信します。制御システムからの開扉ステータスを受信確認したら、AGVはシャッターを通過します。
シートシャッターとの連携
シャッター以外にも、交差点信号機やエレベータとの連携も可能です。MES通信を使用することで、工場・倉庫内の他のシステムと連携し、フロア全体の搬送システム自動化を実現することができます。
シミュレータ機能でデッドロックを未然に防止
最新のNavithorフリートコントロールでは、オプションとしてシミュレータ機能を利用できます。
AGVの稼働前にシミュレータ上でマシンを動かし、問題点を洗い出すことが可能です。
使用例) シミュレータによるデッドロック防止
このように、事前にシミュレーションを行うことでAGV導入前に課題を発見し、ルート設定の見直しなどの対応が可能です。現場での作業時間を短縮し、AGVシステム導入のリードタイムを大幅に短縮することができます。
この他にも、Navithorには搬送自動化のための様々な機能が用意されています。今後もLINX EXPRESSの中で複数回に分けてこれらの機能をご紹介していきます。
LINX DAYS 2021のご案内
Navitecのセッションでは、「『これがやりたかった!』AGV・AGFによる構内搬送自動化の夢を次々と実現していくNavitec社の最新技術とロードマップ」と題し、国内外の無軌道AGVに関するトレンドやNavitecの最新機能、国内ユーザ様の事例などをご紹介します。
是非ご参加ください。