リアルタイム 高速3次元スキャナ MotionCAM-3Dシリーズに
新たにカラー方式がラインナップ
MotionCAM-3Dシリーズは、特許取得済の縞投影専用カスタムCMOSセンサを搭載し、リアルタイムで高分解能点群データを取得できる、超高速3Dスキャナです。今回、新たにカラー情報が付与された3次元データを撮像できる「MotionCAM-3D Color」が加わります。
1つのスキャナからカラー情報と3次元情報が取得可能
従来、カラー3次元データを取得するためには、産業用カラーカメラと3次元センサを用意した上で、事前にキャリブレーションを行い、PC側でこれらの撮像画像の位置をマッチングする必要がありました。
「MotionCAM-3D Color」では、3次元データ、グレースケール画像、カラー画像を1つのスキャナから取得できます。
そのため、事前のキャリブレーションやPC側での処理を必要とせず、カラー3次元データの生成が可能です。
リアルタイム点群合成機能「インスタントメッシュ」
これまで、リアルタイム撮像によって、膨大な枚数の点群画像もしくはデプス画像を取得できても、それらを組み合わせたアプリケーションを開発するには、多くの工数がかかっていました。その中でも、最も開発工数のかかる、「点群画像を合成/補完」を自動かつリアルタイムで行なうソフトウェア機能「インスタントメッシュ」をリリースしました。
インスタントメッシュ機能を使い、高密度な点群データをリアルタイム生成することで、以下のアプリケーションが可能になります。
・ピッキングの対象物の死角、データ抜けの補完
・箱の三点計測(幅、奥行き、高さ)
・CADの無い物体の3Dモデル作成
・リバースエンジニアリング
インスタントメッシュ機能は、撮像した点群を組み合わせる技術になるため、エンコーダー等を使った同期機構を使うことなく、点群を合成できます。
カラー3次元データが活用できるアプリケーション例
例えば、農業ロボットの果物ピッキングでは、「ディープラーニングによる果実の成熟度の判別」と、「3次元情報を元にしたピッキング」を一つのスキャナで同時に実行することができます。
視野と要求精度に合わせた豊富なラインナップ
「MotionCAM-3D Color」は「スキャナモード」と「カメラモード」を切り替えて使用することが可能です。「スキャナモード」は最高スキャンレート20fpsを用いて最速40m/秒で動く対象物を撮像する際に適したモード、「カメラモード」は止まっている対象物に対してより精度良く撮像する際に適したモードです。
また、「MotionCAM-3D Color」は従来のPhotoneo社製品と同様に、視野と要求精度に合わせて、6種類の豊富なラインナップを用意しています。
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