BMWも、多くの工場のあらゆる工程でzenonを採用している企業の一つです。
例えば、ディンゴルフィング工場の組み立て工程では、ドアの組付けプロセスの最適化にzenonが採用されています。
ドアは塗装工程ののち、組立工程に入る段階で、組立作業をしやすくするため、一度車体から取り外されます。取り外されたドアは、車種ごとに保管スペースで保管されます。その後、車体に各種部品が組み付けられ、再び、ドアが必要になった段階で、ドアは保管スペースから組み付けのステーションに搬送され、車体に組み付けられます。適切な時間に適切なドアを搬送することは、非常に重要なテーマとなっています。
ディンゴルフィング工場では、すべてのドアにラベルが貼られ(モデル、シャシ番号、ドア位置など)、また、搬送に使う媒体にはRFIDタグが付いているため、特定のドアの位置を常に把握することができるようになっています。
zenonは、これらの情報をベースに、例えば、コンベヤや保管スペースにどの程度空きがあるか、どのモデルのどのドアがどこにいるか、どのタイミングでドアの組み付けの必要が発生するか等、ドアの搬送や保管、組み付けの一連の工程にかかわる各種情報を可視化しています。そして、zenonの優れたワールドビュー機能により、直感的なズームイン、ズームアウト操作で、詳細レベルから全体レベルまで工程のあらゆる情報を取得できるようになっています。これにより、現場のエンジニアは、常に工程全体の状況と同時に、車体やドアがどこにあるのか、どこに課題があるのか等をすぐに把握できるようになりました。
詳細はこちら(COPA-DATA社WEBサイト ※英語)