zenon by COPA-DATA

COPA-DATA社はオーストリアのザルツブルグに本社を構えるオートメーション・ソフトウェア専業メーカーです。インダストリアルIoTソフトウェアプラットフォーム zenonは全世界90カ国以上で10万以上のシステムに導入されており、産業用プラットフォームのテクノロジーリーダーとしての確固たるものとしています。

人とシステムとの一体化

IIoT(Industrial Internet of Things)の実現により工場の生産性を向上させるためには、PLCなどの下位システムの持つ情報を上位のシステムへ集積し、上位のシステムから下位のシステムへ最適な指示を行うことが欠かせません。
しかしながら上位システムであるMES(製造実行システム)とPLCの間にSCADAが導入されていないために、PLCとMESの間はMESから作業指示書が紙媒体で出力され、指示書を元に作業員がPLCへ手作業で操作をする、という状況も少なくありません。

PLCとMESの間のSCADA層へzenonを導入し、人が行っていた作業のデジタル化により、人を介さずにMESからPLCまでのシステムの垂直統合を実現することが可能となります。
人のオペレーションをシステムに統合する「人とシステムの一体化」により、人の作業への依存を減らし生産性の向上に取り組むためのソフトウェアプラットフォーム、それがzenonです。

製品特徴

zenon ≠ 見える化ツール

SCADAというと工場全体を見える化するツールであると思われがちですが、zenonはSCADAを核としながらMESやPLCの機能も取り込むことと、外部ツールとの豊富な連携機能を備えることにより、顧客ニーズに応じた様々なアプリケーションを実現することができるソフトウェアプラットフォームです。
見える化だけではなく、PLCのパラメータの集中管理、作業手順書の電子化、シフト情報と連携したアラーム解析、生産量データの予測分析など、工場の生産性をもう一段高めるための機能を、お客様の現場に合わせた形で簡単に実現することが可能です。

HTML5対応によりタブレット運用も

もちろん、zenonは見える化ツールとしても豊富な機能を備えています。
マルチタッチ機能を使ったタッチパネル上でのスクロールによる画面移動、ピンチイン・アウトによる拡大縮小などはもちろん、zenon Web Serverの機能によりHTML5で表示することも可能です。集中管理室でモニタリングする、もしくは装置の制御パネルを見に行くことなく、その場で装置の状況を把握して対処することが可能となります。またスマートフォンやタブレット専用のアプリも提供され、工場のオペレーションを全く新しいものに進化させます。

インダストリアル ソフトウェアプラットフォーム zenon

zenonは300種類以上のPLCに対応し、これらからデータやアラーム情報を収集します。
これらのデータを活用して生産性を向上するためのアプリケーションを、各業界ごとの異なるニーズに合わせて作り込んでいるのですぐに導入して活用開始することができます。

市場分野

  • 自動車

    アンドンシステムの実現、タブレット活用による作業員のオペレーションの改善、アラームの解析など、広い自動車工場の作業を最大限効率化するための様々なツールを提供します。
    zenonのアプリケーション開発にはプログラミングが不要なため、導入後のシステム改変も外部へ委託することなく実現できます。

  • 製薬

    監査証跡機能、ユーザ管理機能など、多くの製薬工場への導入実績に裏打ちされた豊富な機能を備えており、FDA 21 CFR Part11などの製薬業界で求められる規制へ対応したシステムを簡単・確実に構築することができます。作業手順書の電子化、工程パラメータの集中管理など人のオペレーションをzenonに統合することにより完全なデータインテグリティの実現に寄与します。

  • 食品・飲料

    食品・飲料工場向けに、醸造工程、パッケージング工程、CIP工程、ユーティリティ管理など様々な工程に対応した機能を備えており、OEE(総合設備稼働率)の計算も簡単に実現できます。zenonを導入することにより、工場内でのモニタリングはもちろん、離れたオフィスからも工場の生産状況をモニタリングすることが可能となります。

  • 電力

    変電・送電設備の制御、水力発電所、風力やソーラーなどの再生可能エネルギー発電プラントなどのアプリケーションでzenonは広く利用されています。
    IEC 61850, IEC 60870, DNP3 などの国際標準の通信プロトコルを豊富にサポートしており、全世界での豊富な変電・送電設備への導入実績がzenonの信頼性を物語ります。

zenon活用例

作業手順書の電子化

作業手順書を紙から電子化することもzenonで実現可能です。電子化により、作業手順の変更に柔軟に対応することができる他、作業指示書自体も写真や動画、設備の3D CADデータ等と合わせて表示することができ、新人・熟練者問わず作業品質の均一化にも大きく貢献します。
電子作業手順書機能にユーザー管理機能と監査証跡機能を組み合わせて利用することで、作業手順書によるメンテナンス時のオペレータの操作とそれによる機器の値の変化を改ざん不可能な形で保存し、誰がいつどのようなメンテナンスを行ったかをレポート出力することもできます。

工程パラメータの集中管理

工程を制御するためにPLCが利用する工程パラメータを、PLCやHMIに分散させて保存するのではなく、zenonで集中管理することで、パラメータ管理を簡易化することが可能です。工程の動きを決定づける工程パラメータをPLCやHMIに保存する場合、オペレータがその場で書き換えることができます。一方で書き換えた際に、どの値からどの値にいつ誰が書き換えたのか、という情報は残らないため、復旧しようと思っても復旧前の情報が失われてしまっていたり、新しく設定されたパラメータの影響範囲が曖昧になってしまうことが起こりえます。
zenonで工程パラメータを集中管理することで、誰がいつどのようにパラメータ変更したかも全て管理することが可能です。

タブレットによるオペレーション改善

各装置に取り付けられているHMIや中央監視室のモニタだけではなく、オペレータが携行するタブレットにzenonのアプリケーションを表示することができます。
これにより、工場のどこかでアラームが発生した際、対処を練るためにアラームの詳細をわざわざ画面に確認に行くことなく、その場でタブレットでアラームの内容を確認、直ちに処置に取り掛かることが可能になります。
タブレットやスマートフォンを活用したオペレーションの効率化をzenonは強力にサポートします。

アラームの解析

zenonは簡単に使えるレポート機能を備えています。
高度に自動化され高い稼働率を誇る工場において、さらなる効率化を図るためには原因が見えにくい課題をデータから炙り出していくことが必要です。
例えばトップNアラーム機能を利用することで、アラームの起きる頻度や特定アラームによってライン停止が起きた累積時間などをランキング表示することができます。
原因解決すべきアラームに優先的に注力して、効率的に工程改善することが可能です。