ティアック殿は、創業以来、特に記録・再生技術を探求し続けオーディオ機器、データレコーダーなどの製品を数多く世に送り出している会社です。
2015年4月に新製品のアナログビジュアルレコーダーVR-24をリリースしました。
VR-24は、“「現場」には数値だけでは解析できない何かがある。”を合言葉に開発されたアナログビジュアルレコーダーで、自動車・鉄道などの輸送機器における騒音・振動などの信号と映像信号を同期して記録可能な計測用データレコーダーです。
今回はこの映像信号を取得するカメラにBasler aceを指定機種としてご採用いただきました。
従来までは、振動や温度などの各種センサ情報、GPS、音声情報までの対応が主流であったアナログレコーダー業界にも、追加機能として映像情報の記録への要求の高まり、また、同時に低コスト要求もありました。VR-24ではこの二つの要求を同時に満たし、新たな市場開拓を狙っています。すでに以下の分野にて引合があり、市場からの期待感がうかがえます。
適用分野
・自動車: 走行時の騒音計測、特に異音や異常振動の解析に使用
・鉄道: 車両の動揺計測に使用
・環境騒音: 道路、鉄道、空港などの騒音計測に使用
今回はVR-24の指定機種としてBasler aceシリーズのGigEモデル
・acA1300-60gc
・acA640-120gc
をご採用いただいています。
ティアック殿よりいただいたBasler採用の決め手を以下にご紹介いたします。
Basler 採用の決め手
・知名度と信頼性
・幅広いラインナップ
・長期安定供給
世界出荷台数No.1からわかる、知名度と信頼性、Baslerのプラットフォーム戦略に基づく豊富なラインナップ、産業用カメラメーカーならではの長期安定供給という点を挙げていただきました。
併せてGigEインタフェースを採用した理由としてケーブル長、FA向けに幅広く普及していることから見て取れる安定性が挙げられました。
このことから汎用インタフェースを用いたGigE VisionインタフェースがFA以外の業界でも幅広く認められてきていると言えます。