MVTec Software HALCON HALCON 13新機能

2016年11月1日、画像処理ライブラリHALCONの待望の最新バージョン『13』が全世界で一斉にリリースされました。
HALCON13が提供する革新的な新機能を一部抜粋して紹介します。

大幅なスピードアップ

HALCON13では、コアテクノロジーの一つである形状ベースマッチングの処理速度が大幅に向上します。
例として、AVX2対応CPUでマッチング処理速度が約1/3に短縮(300%高速化)されます。
また、二値化しきい値処理のような使用頻度の高い関数や、計算量の多い三次元処理関数などが大幅に速度向上しています。
これにより、幅広いお客様のアプリケーションの高速化に貢献します。

ディープラーニング適用による文字認識性能向上

HALCONはニューラルネットワークやサポートベクターマシンといった分類技術を扱いやすいフレームワークで提供しており、産業用画像処理分野で多くの活用実績を誇ります。
HALCON13では、新たにディープラーニング技術を導入し、文字認識性能の更なる向上を実現しています。
また、部分破損したバーコードの読取や、QRコード読取の全般的な性能向上が達成されており、HALCON13を導入することで世界最高峰の自動認識性能を簡単にご利用いただけます。

テクスチャ検査機能

模様のある背景(テクスチャ)の中から欠陥を検出するアルゴリズム開発は、一般に、フーリエ変換、分類法、高度なフィルタ処理の組み合わせなどにより実現され、開発難易度が高いものになります。
HALCON13では、数枚の画像でテクスチャをトレーニングすることで、簡単に検査モデルを作成することができる新しい枠組みが提供されます。

サーフェスマッチングの高機能化

3次元計測データの中から対象物の3次元位置姿勢を検出するサーフェスマッチングは、HALCONのユニークな機能の一つです。
HALCON13ではサーフェスマッチングの高機能化が図られ、表面形状だけでなく輪郭もマッチングの手がかりとして使用できるようになります。
これにより、箱やプレス品のような平面的な対象物の3次元位置姿勢計測アプリケーションの実現が容易になります。

開発環境の更なる改善

HALCON13では、画像処理アプリケーション開発期間を短縮する様々な機能が提供されます。
例として、FormアプリやWPFアプリで使えるSmartWindowコントロールを準備しました。
画面の拡大縮小、移動、インタラクティブな領域指定などが基本機能として組み込まれており、GUI開発工数を大幅に削減できます。
また、HDevEngineアプリのデバッグの際、hdev/hdvpファイルの中の処理まで確認できるような機能が追加され、HDevEngineのアプリ開発効率が益々向上しています。