JR東海様では、新幹線車両のメンテナンス用に、外観を自動で検査する装置を開発されています。

新幹線車両のメンテナンス
現在、東海道新幹線のすべての運行車両は、おおむね2日以内の頻度で検査され、その安全性が担保されています。この検査では、全長約400mの車両を目視や計測器具で検査しているため、膨大な作業量となっています。
そこで、画像解析により車両の全周を自動で検査するシステムの開発が進んでいます。

新幹線の外観検査装置の開発
車両基地の入り口に、車両全体を取り巻くようにカメラやセンサを配置していまして、
時速10kmで侵入する車両のボディや床下を自動で撮影して、異常の有無を検知します。
この検査システムは大井の車両基地で検証が進められており、本格的な運用開始は2029年ごろを目指されています。

外観検査装置:画像解析の例

画像処理の一例として、ボルトゆるみの自動判定機能があります。HALCONの形状ベースマッチングを用いて、コントラストが微妙なワークでも、正確に6角ボルトの位置と回転角度を検出しています。過去の計測データと比較することで、わずかなゆるみであっても早期に検出できるようになっています。斜めに映るボルトや、側面しか見えないボルトも計測できるなど、HALCONの画像処理機能を使って、様々な状況に対応できるように作りこまれています。
豊富な機能と効率的な開発環境で現場適用へ向けて貢献
HALCONを活用いただくことで、見え方が変化しやすい車両の検査という課題に対しても現場実装を実現可能なアプリケーション開発の推進に役立っています。
● 機能の豊富さ
○ ルールベースの画像処理機能が豊富
○ マッチング処理1つでも多様な機能があり、安定検出と高速性に貢献
● 開発のしやすさ
○ 開発環境HDevelopeが扱いやすく、画像処理の内製化に貢献
○ 画像処理手法の開発支援など、技術サポートが手厚い















