本来、ラインセンサ・エリアセンサでは走査した面のみの撮像となるため、両面計測を行うにはワークの姿勢を変える、あるいはセンサの位置を変えて撮像する必要があります。
Gocatorにはバディシステムという拡張機能があり、2台以上のセンサーを組み合わせて1つのデータとして扱うことができるようになります。
これにより、製品の全周計測や厚み計測も可能となります。
上図は煎餅の上下面の表面状態の確認と、煎餅の厚み計測の例です。
2台のGocatorを上下に挟み込むように設置することで、1回のスキャンで上下面を計測します。
Gocatorのバディシステムでは簡単に2台のセンサーの位置関係をキャリブレーションすることができ、対象物の厚みを計測することができます。
上図は計測データの断面プロファイルです。上面・下面それぞれのデータが取得できているのが確認できます。
Gocatorに内蔵の計測ツールを使用することで特定の位置の厚さや幅などをマウス操作で簡単に計測することが可能です。