システム開発の全体プロセスを伴走
お客様が本来の目的に集中できる環境を提供
技術調査から設計・量産まで、システム開発全体のプロセスを伴走させていただきます。
まず、お客様のニーズを詳細に伺い、実現の可能性の検証、開発費用と量産コスト計算、詳細なスケジュール検討を行います。ソフト、ファーム、回路、電気、構造設計、これら一連の開発作業は全て我々リンクスで取りまとめることが出来ます。そして、製造、部品調達、検査まで、エンベデッド・システムの量産に対応できる体制を整えております。
SoCをベースとしたエンベデッドビジョン、光学設計、組み込み画像処理システムの
開発・製造、組み込みLinuxシステム開発
日本では、長期保証が必須のマシンビジョン業界において、SoCにMIPI経由でカメラを接続できる会社は極めて少ないのが実情です。
リンクスは、装置メーカ様とは同じ目線で、同じ言語で会話ができることを強みとしています。更には、組み込みLinuxシステムの開発も強みとしています。
ただ単に言われたものを作るのではなく、技術調査、PoCからスタートして、企画・構想を行って「こういうシステムにしたらどうですか」という提案をします。全体を通して、「量産」を大前提としながらワンストップする、これがリンクスの提供する、エンベデッドビジョンソリューションです。
強みとしている技術分野: ハードウエア開発
SoC搭載ボード設計
顧客の要求仕様をヒヤリングして、エンベデッドビジョンシステムとしてのシステム設計を行った上で、適切なSoCを選定します。NVIDIAやNXPを用いたキャリアボードのカスタム設計、周辺機器への拡張ボードの回路設計とアートワーク設計を行い、量産品として提供しています。 |
レンズ設計・光学構造設計
スペースの制約がつきもののエンベデッドビジョンシステムにおいて、見たいところをみるためのレンズ・光学技術を提供しています。
各種カメラインタフェース
エンベデッドビジョンシステムにおいては、CMOSカメラをSoCに直結できるMIPIが選択されることが多いですが、カメラ性能やシステム要求、そして制約を踏まえて各種カメラインタフェースを組み合わせて提供しています。
多カメラシステム
SoCからカメラまでの距離があるためMIPIのケーブル長仕様(30cm)では届かない、カメラは何台も接続したいけれども、SoCのカメラポート数では足りない、といった課題があります。この課題を解決するのがリンクスの多カメラ・長距離伝送ソリューションです。SerDes(シリアライザ/デシリアライザ)とバーチャルチャネルという2つの技術を融合させることで実現します。
▼参考: LINX Express Vol.418
リンクスのエンベデッドビジョンソリューション
事例③:多カメラ・長距離伝送技術を活用した装置内監視システム
https://linx.jp/linx_express/418.html/
組み込みカメラ・特殊カメラ
極小スペースに設置できるような小型カメラが必要、ケーブル接続ができない環境でも使用できるようなWi-Fiデータ転送・バッテリー駆動カメラが必要といった様々な特殊なニーズがあります。要求仕様を満たすカメラが標準品として市場にない場合は、カスタムカメラを提供しています。
フレームグラバー
エンベデッドビジョンシステムにおいても、ハイエンドカメラを使用したいというニーズがあります。データ帯域としてMIPIの限界を超えてしまう場合には、SoCのPCI eを活用したフレームグラバーを開発、あるいは、特殊な取り込みを行うボードを開発しています。
強みとしている技術分野:
システム開発・アプリケーション開発
Linuxシステム・インテグレーション
ハードウエアの障壁はSoC/SoMの革新によりだいぶクリアされてきているものの、組み込みソフトウエア技術は依然として大きな課題となっており、企画・予定通りに実現しきれないというのが現状です。 |
デバイスドライバ・ソフトウェアサポート
市場にある汎用ボードはもちろん、専用に設計されたキャリアボードに対しても、デバイスドライバの開発からミドルウエアのポーティングまで行います。
各種カメラドライバ
SoC + Linux環境下で各種カメラを複数台接続するためのドライバを開発し提供しています。
▼参考: エンベデッドビジョンソリューション導入事例 / 医療分野
卓上型医療診断システムのSoC化
https://linx.jp/embedded_interview/02/
画像処理/アルゴリズム
HALCONはARM CPU+Linux環境に標準対応しています。また、専用組込機器においても、HALCONをポーティングすることで活用が可能です(国内事例多数)。 |
FPGAロジック
遅延のない処理が必要、CPU処理ではタクトタイムを満たせないといった場合、FPGAにてロジックを開発し提供しています。
HMI
エンベデッドビジョンシステムにおいても、多くの場合は画面が必要となります。HMIフレームワークを用いた画面開発を行います。
ソフトウエアPLC
CODESYSは国際標準規格 IEC 61131-3に準拠したSoftware PLC / -Motion / -HMIであり、いかなるプラットフォームにもアダプテーションが可能です。 |
組み込みLinuxソフトウエア受託開発サービス
産業分野・医療分野における組み込みLinuxエキスパート不足の状況を支援
マシンビジョン市場において、PCビジョンからエンベデッドビジョンへと移行するトレンドは徐々に顕在化してきています。ハードウエアの障壁はSoC/SoMの革新によりだいぶクリアされてきているものの、組み込みソフトウエア技術は依然として大きな課題となっており、企画・予定通りに実現しきれないというのが現状です。
その原因は、組み込みLinuxのエキスパートが市場に不足していることにあり、どこの産業でも、どこの企業でも共通の悩みであると認識しています。
他の部分は予定通り進められたとしても、組み込みLinuxの点がボトルネックとなり開発スケジュール全体に影響してしまっていることがあるのではないでしょうか。
こんな悩みはありませんか?
例えば、標準品をベースに製品化をされる場合、製品仕様に合わせたBSPカスタマイズやOSインテグレーションが困難であったり、開発人員が足りない状況が発生していませんか?
標準品に付随のBSPやLinuxディストリビューションをベースに、それらを目的の用途に適合しようとしても、様々な課題に直面したり、解決策を見つけられないこともあるのではないでしょうか。
また、ハードウエアリソースが限られた環境で、最小限のLinux機能にスリムダウンする(省メモリ化など)、性能を改善する、といったニーズも発生すると思います。
カスタムでボードを開発されているお客様は、Linuxのボードポーティング、デバイスドライバの開発が必要となるはずです。すべてを自社で用意するのは限界があるのではないでしょうか。
更には、ビジョン機能を追加したいとなったときには、マシンビジョンの画像取り込みに関するミドルウエア、トリガー処理、照明制御、複数カメラ同期、などの開発が必要となってきます。
組み込みLinuxソフトウエア受託開発サービス
組み込みLinuxをカーネルレベルで熟知した技術集団が我々の強みです。
マシンビジョン市場がよりスムーズにエンベデッドビジョンへと移行できるよう、弊社のエンベデッドビジョン事業部の組み込みLinuxのエキスパートが、お客様の悩みを解決できるよう受託開発サービスを提供します。
【対象SoC】
- NXP i.MX8Mシリーズ
- NVIDIA Jetson
- Intel
【対象OS】
- Linux(Yocto、Debian/Ubuntu系、他)
- RTOS
【対象分野】
- 産業用装置
- 医療用装置
【開発事例】
- Linuxインテグレーション
- カメラドライバ開発
- 各種デバイスドライバ開発
- BSPカスタム
- 画像取り込みミドルウエア・アプリケーション
- 画像処理の開発環境の構築
- 不具合解析、性能改善
■具体事例: 卓上型医療診断システム
https://linx.jp/embedded_interview/02/
本サービスに関するお問い合わせ・ご相談
組み込みLinuxソフトウエア受託開発サービスに関するお問い合わせ、具体的なご相談は以下のフォームよりお願いします。皆様からのご連絡、お待ちしております。
組み込みLinuxソフトウェア受託開発サービス
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ソリューション参考デモ
MIPIカメラ8台・照明 8個 コントロール設計
Jetson上でHALCONを使用した高速画像処理
Linux Yocto / Debian 搭載
カメラアプリケーション
MIPIカメラ12台接続
HALCONルールベース画像処理
HALCONディープラーニング画像処理
ToF方式 Depthカメラ接続
HALCONによる4カメラ高精度アライメント
多カメラ・長距離伝送ソリューション(SerDes ✖ バーチャルチャネル)
エンベデッドビジョンのことならリンクスへ
今回紹介したように、我々リンクスは、エンベデッドビジョンの構築のための総合開発サービスを提供しています。ワンストップでの開発はもちろん、個別パートからでもお気軽にご相談ください。
皆様の要求に対してソリューションを導き出すために、エンベッドビジョンのシステム設計では、論理アーキテクチャの作成から始めます。このプロセスを飛ばして、要求仕様分析と要件定義をないがしろにしてしまうと、ピントのズレた提案になってしまいかねません。我々リンクスは、まずは皆様の目的や要求仕様を正しく理解させていただきます。
その次に、この論理アーキテクチャを実現するために、現実世界の制約を当てはめて、リンクスにて分析した要件をもとにした物理アーキテクチャを作成し、ソリューションとして提案させていただきます。
マシンビジョンに関する豊富なノウハウと、鍛え抜かれた組込機器開発技術を融合し、これからの時代に最適なエンベデッドビジョンソリューションを提供します。
エンベデッドビジョンについては、リンクスにご相談ください。
エンベデッドビジョンを詳しく知りたい方はこちら
資料請求我々リンクスは、マシンビジョンに関する豊富なノウハウと、
鍛え抜かれた組込機器開発技術を融合し、
これからの時代に最適なビジョンソリューションをお客様に提供します。