2017年6月7日
2017年6月7日より、フィンランドのSPECIM社製の「産業用途向けハイパースペクトルカメラFXシリーズ」を国内提供開始します。
SPECIM社はフィンランドに本社を構える、世界初となる商用分光器を開発した会社です。
1995年の設立以降、現在でもSEPCIM社の製品は世界中で数多く利用され続けており、ハイパースペクトルの分野におけるリーディングカンパニーとして確固たる地位を築いています。
近年のインラインでの品質管理、検査、工程監視においてハイパースペクトル技術が用いられる傾向にあります。しかしながら価格・品質・速度の面からハイパースペクトルカメラは産業用途での使用が難しいという現状がありました。その中で今回、リンクスが新たに提供を開始する「産業用途向けハイパースペクトルカメラFXシリーズ」は、今まで人の手作業で組み立て・調整をしていた内部光学部品を一括にまとめた光学ユニットとして設計し量産することにより、「高品質」かつ「低価格」を実現しました。キャリブレーション処理を施し工場から出荷されるため、プラグアンドプレイで個体差の少ない撮像が可能なうえ、必要なバンドを自由に選択することで撮像の高速化が可能となっており、インラインでの使用に適した製品となっています。
スペクトル情報がわかることで2次元情報だけでは難しかった材料の同定や色あいの微細な分析が可能になります。例えば医薬品業界での薬の分別や食品業界での異物検査などでの利用が期待できます。
なお、本製品は、6月7日(水)から9日(金)までの3日間、パシフィコ横浜で開催されている「画像センシング展2017」に出展し、代表の村上慶によるセミナーを行い詳細に説明するとともに、デモンストレーションを交えて日本で初めて公開します。
※製品ページ後日公開予定