2016年10月6日
2016年7月、スイスのESPROS社(Espros Photonics AG、所在地:スイス・サルガンス、CEO & President :Beat De Coiと、同社開発製品に関する日本国内における総代理店契約を締結しました。そして、11月より、同社の製品の日本での展開を開始します。
「epcシリーズ」は、カメラの光源からの光が、計測対象表面で反射してカメラに戻ってくるまでの時間を計測することで、対象物との距離を算出するToFの手法を利用しています。ToFの技術は測量機器や人体検知センサーに搭載されているほか、自動車の外界センサーとして自動車メーカー各社が採用に取り組むなど、昨今注目を集めています。「epcシリーズ」を利用することで、撮影対象の立体情報(距離情報)を画像として取得する3次元の距離計測カメラを開発することができます。また、自社工場で本製品を製造していることを活かすことで、高い外乱光耐性や裏面照射による高感度化などを実現しています。海外では自動ドアや、無人搬送車、ドローン、配送ロボットなどに組み込まれるなど、すでに多くの企業で採用されています。
リンクスでは、「epcシリーズ」はこうした距離センシングを必要とする様々なアプリケーションで活用されるものとみており、特にロジスティクス、ロボット、セキュリティ分野の企業を対象に販売していきます。なお、今後は「epcシリーズ」のほか、ESPROS社が開発・製造するその他の各種製品の販売も、順次行っていきます。
【製品概要】
3次元計測向けToF方式CCDセンサー。
受光素子として使用することで高性能なToF測距スキャナを自作することが可能。
開発元のESPROS社が自社の半導体製造工場にて設計・製造することにより、高い外乱光耐性や裏面照射による高感度化など、自社工場ならではの高度技術を搭載。
製品名:ESPROS 「epcシリーズ」
国内販売開始日:2016年11月15日
製品概要:
・解像度:1×1 px,、8×8 px,、160x60px, 320×240 px
・すぐに撮像テストが可能な評価キットあり
製品特徴:
・自社工場ならではの高度技術を搭載
裏面照射による高感度や、高い外乱光耐性を実現