HALCONディープラーニングツール 0.6.1EA
7月23日(金)リリース開始
プログラミングレスでディープラーニングアプリケーションの開発効率を大幅に向上させる「ディープラーニングツール」は、これまで多くの進化を遂げてきました。本稿では、最新機能に触れながら、ディープラーニングツールの機能を一挙ご紹介します。ディープラーニングアプリケーションをご検討中の方は、ぜひご活用ください。
「ディープラーニングツール0.6.1EA」では、セグメンテーションのアノテーション(ラベリング)をインタラクティブに簡単に行うことができるようになりました。作成したデータをエクスポートすることも可能となっており、トレーニングまでの工数を大幅に削減可能です。加えて、弊社提供のサンプルプログラムをご活用いただくことで、アノテーションからトレーニングまで一気通貫で、すぐにお試しいただけます。
分類モデルのトレーニングは、わずか3ステップで簡単に実行できます。まず、モデルデータを生成します。次に、トレーニングに使われる数百枚の画像を、どのような比率でトレーニング用、評価用、テスト用に振り分けるか設定します。最後に、使用するネットワークや学習率、エポック数などの主要なパラメータを設定することでトレーニングを開始できます。
また、トレーニングの進捗の可視化や、評価結果に関する様々な指標を簡単に確認することができ、開発効率が大幅に向上します。
オブジェクト検出のアノテーションは、対象となるクラスを設定し、マウス操作で矩形を描画していくことで、簡単にアノテーションを実行できます。HALCONは、角度有り・角度無し2つのオブジェクト検出に対応しており、ご用途に応じたアノテーションを実施いただくことができます。最後に、データをエクスポートいただくことでアノテーションは完了です。弊社提供のサンプルプログラムと組み合わせることで、余計な開発コストを費やすことなくトレーニングを実施することができます。
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2019年4月のファーストバージョンより、本ツールは様々な進化を遂げてきました。ディープラーニングの分類・検出・セグメンテーションに対するアノテーション機能が搭載され、また、画像分類機能ではトレーニング・評価まで完結できるようになっております。今後も機能拡張を予定しており、本ツールでディープラーニングの一連の流れを実施いただけるようになります。進化を続けるディープラーニングツールにご期待ください。