昨今、国内ではEdgecrossコンソーシアムが推進するEdgecrossや、ファナックが中心となって推進するFIELD System、大手ITベンダーによるIoT/AIソリューションの提案等、工場のIoT化=インダストリアルIoT(IIoT)を巡り、様々な動きが出てきております。お客様各位におかれても、各種IoT関連の検討が進められていることと想像します。弊社では、こうしたお客様からの各種ご相談に対応させていただいており、本稿では、こうした経験の一端から、今後IIoT化を進めるうえでどのような観点に着目すべきか、また、zenonがIIoT化検討に資する可能性について、ご紹介致します。

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IIoT化のカギを握るのはどのレイヤーか?

IIoT化においては、いかに多くの生産現場のデータを正確に収集、蓄積、解析するかが成功のカギであり、PLCから生み出されるデータをいかに扱うかは重要なポイントです。しかし、日本の生産現場ではMESとPLCの間に位置づけられるべきSCADA層が欠落しているケースが散見されます。ゆえ、自作ツールで一部データを可視化してみたり、データ解析は、手作業でデータを集めてエクセルで行ったり、と、PLCから得られるデータを十分に生かし切れている、迅速に解析に繋げられている、とは到底言えない現状にあります。また、MESからの作業指示をプリントアウトして、PLCへ手作業でパラメータ設定していくような状況では、一連の作業をデータとして残せないという課題もあります。
こうした課題は、PLCと密接にコミュニケーションでき、かつデータハンドリングに長けたSCADA層で解決すべき課題です。現代のSCADAは、単なる可視化にとどまらず、PLCとMESの間をデジタルに繋ぎ、生産現場のあらゆるデータや作業を取り込む、豊富な機能を実現しています。

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どのようなツールを選定すべきか?

お客様にてどのような形でIIoT化を実現すべきか、を考える際、独自開発ではなく、専用ツールを活用する、というのは、将来を見越した有力な選択肢です。弊社では、このSCADA層でツールを選ぶうえでは、以下に挙げた4つの観点に着目すべきであると考えております。

①標準的にカバーする機能・アプリケーションが豊富である
一つのツールでカバーできる領域が広いと、例えば実現したい機能ごとにツールを買い揃えるといったことが必要はなくなり、その分だけ、運用・メンテナンスが容易になります。いわば、プラットフォームと呼ぶべき部分の根幹です。

②接続性に優れている・拡張性がある
あらゆる設備やシステムからデータを集めることが根幹である以上、できる限り多くの設備やシステムと接続できることが重要要件です。この観点には、PLCだけでなく、クラウドやERPとの接続も含まれます。
また、システム拡張が容易に可能な製品体系であることも重要な要素です。まずは限定的にトライアルから始めて、段階的に機能追加したい、カバー領域を広げたいというニーズがあるお客様もおられます。

③グローバルスタンダード・実績がある
ツールを使う長所の一つに、最先端の機能を直ちに使うことができる、将来的にも製品の進化を享受できる、という点が挙げられます。この点、グローバルトップメーカからの絶え間ないフィードバックを得ているツールは、その分だけ質の高い機能を備えており、将来的な発展にも期待できます。

④使いやすいシステムである
使いやすい開発環境が提供されれば、エンドユーザでもプロジェクトの編集が容易に可能となり、その分、将来的な運用コストの削減にもつながります。加えて、実際の生産現場での運用へ配慮されていることも重要な観点です。例えば、冗長化構成の組みやすさや、システムを止めずにプロジェクトをアップデートできること、ツーハンドコントロール等のミスが起きにくい仕組みの具備、等が挙げられます。


zenonが選ばれるポイント

ここからは、上記で説明した4点に関して、弊社取扱製品zenonがどのような長所を持っているか、ご説明致します。

①標準的にカバーする機能・アプリケーションが豊富である
zenonはSCADA領域を中心に、MESからPLCの領域まで、幅広い機能を標準機能として網羅しており、基本的にプログラミングレスでお客様の多様なニーズに応えるアプリケーションを作成することが可能です。解析・レポーティングに特化したzenon Analyzerは100を超える解析テンプレートを用意するなど、BIツールの領域もカバーしています。

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②接続性、拡張性に優れている
zenonは300種類以上のネイティブドライバを用意しており、あらゆるPLCと接続できます。また、OPC UAやModbusの他、SAP、Microsoft Azureとの接続のためのゲートウェイも準備しており、簡単に多様なシステムと接続可能です。加えてHTML5にも対応、OSに依存しない形でWEB配信できます。タブレット活用も当然可能です。
拡張性の観点で、zenonはスモールスタートを行える仕組みを取っています。HMI用パッケージ(Operator:最小64タグ)から、SCADA用パッケージ(Supervisor:最大タグ数無制限)等の幅広いラインナップがありますが、同じ開発環境が使用でき、基本的に差額分をお支払いいただく形で大規模システムへの移行ができます。

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③グローバルスタンダード・実績がある
zenonの開発元COPA-DATA社は1987年の創業以来、自動車、製薬、食品・飲料、電力といった顧客を中心に導入実績を伸ばしており、現時点で90か国超、10万システム超の導入実績があります。顧客の中には、フォルクスワーゲンやフォード、ABInBev、ロシュ、ノバルティスといったグローバルトップトップメーカが多く存在します。これら顧客の生産現場に深く根ざし、ニーズに応える形で、製品を進化させてきました。国内でも2017年11月に弊社で取り扱いを開始、自動車、製薬、装置メーカ等のお客様にて導入が進められています。

④使いやすいシステムである
zenonは製品設計にあたり、人間工学を重視しています。例えば、使用にあたってストレスのないデザイン、直感的に操作できるデザインを採用しております。加えて、プログラミングレスで構築できるシステム構築を志向しており、直ぐに使っていただける豊富なフォーマットを用意しております。プログラミングレスは、工数削減やバグ削減にもつながります。実際に開発環境を触っていただいた方からは、ここまで簡単に自分が実現したかったことを実現できるとは、等の声を頂いています。
加えて、生産現場の作業ミスをできる限り削減する、という観点で、ツーハンドコントロール、グラフィカルなユーザ認証、各種権限設定等にも対応しています。またシステム稼働中に稼働を止めないでランタイムファイルを更新できるホットリロード機能、簡単な設定だけでリング型の冗長化構成を組めるCircular Redundancy機能など、生産現場の実際の運用ニーズに配慮した各種機能が備わっています。

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IoT/M2M展に出展します

リンクスは2019年4月10日(水)から開催されるIoT/M2M展にzenonを出展します。
ご来場の際にはぜひお立ち寄りください。

【開催概要】
日時:2019年4月10日(水)~4月12日(金)
場所:東京ビッグサイト 西3・4ホール
ブース位置:18-28

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また、zenonに関するお問い合わせは、【sales_zenon@linx.jp】までお願い致します。無償体験やトレーニング等のご相談もお受けしております。是非この機会にお試しください。


IIoT Times更新情報

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