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画質の向上とコスト削減に貢献するBaslerの新機能:ビネッティング補正
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Baslerではこの度、ace U、ace Lの一部モデルに新機能「ビネッティング補正」を搭載しました。この機能を使用すれば、カメラのセンサーサイズに対してレンズのイメージサークルが小さい場合に発生する口径食を補正できるため、画質に影響を与えることなく、安価な小型レンズを使用することが可能です。
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口径食が画像処理に及ぼす影響
画像処理を行う際、カメラのセンサーサイズに対してレンズのイメージサークルが小さい場合、口径食が発生します。これは画像の中心部から周辺部に向かって明るさが低下する現象で、画質に大きく影響する現象です。
上記の画像のように、この現象が発生すると画面の周囲が暗くぼやけてしまうため、細かい検査が困難になります。多くの場合、対応イメージサークルの大きい、大型レンズに取り替えることで口径食は解決できますが、コストが増大してしまいます。
下記の画像は標準的なレンズとさまざまなサイズのセンサーの組み合わせ例です。レンズのポートフォリオとセンサーのポートフォリオを比較すれば、センサーに対しレンズのサイズが合っているかどうかが分かります。
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新登場のビネッティング補正機能とは
Baslerの「ビネッティング補正機能」(特許申請中)があれば、独自の手法でこのような不具合を補正する事で、レンズの交換にかかるコストを削減する為の機能です。この機能では、一度だけカメラのキャリブレーションを行い、撮影時にカメラ内に保存した補正値を自動的に適用します。その結果、レンズを大型のものへ変えなくとも、口径食を防いで画質への影響を抑える事ができます。またこの機能を使用する事での、フレームレートへの影響はありません。
「ビネッティング補正」機能は、ace U、ace Lの一部のGigE対応モデルとUSB 3.0対応モデルでご使用いただけます。この機能により、特に下記のような1.1インチタイプの大型センサー搭載カメラに対しても、1インチタイプのレンズが使用可能となります。
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