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HALCON21.05 Progress Edition 5月21日リリース
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開発環境をサブスクリプション方式でご利用いただける「HALCON Progress Edition」には、半年に1回、最新の画像処理機能が追加されます。HALCON 21.05 Progressには、ディープラーニングを用いたOCR機能「Deep OCR」の改善、独自ネットワークの開発が可能な「Deep Learning Framework」、NVIDIA製GPUの処理速度を大幅に向上させる「Tensor RT」の対応など、ディープラーニングを軸とする新たな機能が搭載されています。
更に、コアな画像処理機能である「形状ベースマッチング」の使い勝手向上や、「バーコード読み取り機能」の精度向上、使用頻度の高いオペレーターの高速化など、市場ニーズの高い機能が改善されています。
賞味期限読み取り対応
HALCON21.05では、読み取り可能文字が新たに50文字追加となり、その中でも市場ニーズの高い漢字「年」「月」「日」「上」「中」「下」の読み取りが可能になります。賞味期限読み取りアプリケーションをご検討の方は、ぜひ本機能をご評価ください。
第2候補、信頼度の出力
アプリケーション開発の柔軟性を高めるために、読み取り結果の第2候補以降や信頼度の出力に対応しました。本改善により、しきい値設定や後処理が組み込めるようになり、アプリケーション開発の幅が広がります。
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独自ネットワークをHALCONで構築可能:Deep Learning Framework
HALCONは、マシンビジョン用途で高い能力を発揮するプリトレーニングネットワークを提供しています。しかし、自社独自のネットワークを構築したいという要望も存在しています。このニーズにお応えすべく、HALCONでネットワーク開発ができるフレームワークが追加されます。Third Party製のフレームワークやネットワークを使用することなく、HALCONでディープラーニングアプリケーション開発を完結させることが可能です。
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更に高速な推論時間を実現:TensorRT™対応
ディープラーニングの演算性能を最大限に発揮するフレームワークをサポートし続けます。その一環として、NIVIDA社製のGPU性能を最大限に発揮するディープラーニング推論エンジン「TensorRT™ ※」に対応します。従来よりも約2-4倍の高速化を実現します。
形状ベースマッチングマッチングの使い勝手向上
これまで、XY任意スケール変化/XY等倍スケール変化/スケール変化なしなどの条件に応じて、モデル生成/探索関数の選択が必要でしたが、これが一つの関数に統合され、パラメータの変更のみで対応可能になります。これにより、使い勝手が大幅に向上し、開発期間を短縮することが可能です。
バーコード読み取り機能の改善
継続的に機能改善を続けている本機能が、更に改善されます。HALCON20.11と比較した場合、低解像度のコード認識精度が約1.5倍に向上します。
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