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最新バージョン 6.1が実現する、よりフレキシブルな計測処理
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Gocatorの1つの特長として、Gocator複数台を用いたマルチセンサーシステムの構成のしやすさが挙げられます。複数のセンサーから得られたデータをまとめて1つに合成して出力する、といった複雑な処理もGUI上で簡単に設定することが可能です。
最新のバージョン6.1では、このマルチセンサーの機能がさらに拡張されます。従来は合成して出力されてきたデータに対する処理に制限がありましたが、3次元点群データを扱う上での新しいデータ形式「メッシュ」データの導入により、この自由度が飛躍的に向上します。
複雑な形状の対象物の様々な寸法計測を行う際などに、マルチセンサーで取得した360度の全周データに対して見たい方向からのサーフェスデータを作成し、そのデータに対して従来の寸法計測ツールを適用することが可能になります。
かねてより要望の多かったマッチング機能の改良も為されています。従来のエッジベースのマッチング機能は他の計測ツールとの連携がしにくかったり、サイズ違いが認識できなかったり、複数個を見つけることができなかったり、かゆい所に手が届かないケースがありました。
エッジベースのマッチング機能を引き継いだパターンマッチング機能では、これらの欠点が克服されており、見つけた対象物の位置姿勢をもとにその他の計測ツールを追従させることが可能となっています。
また、メッシュデータを用いた3次元データ同士のマッチング機能もついに搭載となり、3次元的な位置姿勢を取得することが可能になりました。ピッキングなどへの応用も期待できます。
撮像後のデータに対する計測ツールの拡充だけでなく、プロファイルデータを生成する際のアルゴリズムも新しいモードが追加されています。
半透明の対象物に対して表面の計測を行う際に、従来は正しく最表面のプロファイルを検出することは難しかったのですが、今回搭載された新しいプロファイル検出モードでは、半透明体においても最表面を検出することが可能です。
これらは最新機能の一部ですが、セミナーではこれらの機能を余すところなく解説するとともに、これらがどのようなケースにおいて活用できるか、ユースケースとともに紹介していきます。また、最新の事例や最新モデルの紹介も予定しています。ふるってご参加ください。
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