15kセンサー搭載の新モデル「3DPIXA 15k Compact 10um」

3DPIXAに今回新たに加わる「3DPIXA 15k Compact 10um」は、その名が示す通り、従来の7.3kの2倍以上となる15kのセンサーを初めて搭載した次世代機種です。また、分解能に関しても、これまで実装されていなかったものの中で要望の多かった10µm/pixを採用し、3次元センサーに求められる、精度・視野・速度・価格のバランスが非常に良いモデルに仕上がっています。

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微細な電子部品や、金属上の小さな傷などの外観検査の用途では、Compact 15umでは分解能不足となり、より高価な上位モデルである Dual 5umを選択せざるを得ないケースが多くありました。しかしながら、Compact 15umとDual 5umは性能・価格の両面で差が大きく、その中間的な機種を求める声が多く聞かれました。

Compact 10umは、このギャップを埋めるモデルです。微細検査用に新たにComapct 10umが加わることで、松・竹・梅が揃うことになります。コスト・精度の観点からより最適なソリューションを選択できるようになります。

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3DPIXAは従来7.3kのセンサーを内部に使用してきましたが、今回のモデルでは新たに15kのセンサーを搭載しています。これにより、10µm/pixという高分解能ながらも従来モデルよりも広い56mmの視野幅を実現しています。

また、15k搭載モデルはこれを皮切りに今後ラインナップを拡充していく予定です。高分解能・高速・広視野が3DPIXA最大の長所ですが、これによりさらに圧倒的な優位性を獲得することになります。


金属部品の外観検査

金属部品の外観検査は3DPIXA Compact 10umに最適なアプリケーションの1つです。キズや打痕など様々な欠陥を検知するためには、2次元データだけでも3次元データだけでも多くの場合不十分です。3DPIXAでは両方のデータが同時に取得できるため、1台で両方の機能を果たすことが可能です。また、微細な欠陥を検出するために、10µmモデルの高分解能が活きてきます。

下記は3DPIXAでベアリングを撮像した結果になります。カラー画像と高さ画像が同時に取得されます。

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2次元では全く見えない凹みの欠陥が、高さ画像では明瞭に可視化できています。

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また、3次元では検知しにくい細い線傷も、2次元カラー画像を用いて検出することが可能です。3DPIXAではTri-linearセンサーを用いた高画質なカラー画像が取得されるため、RGB空間からHSVやYIQなど、欠陥を検出しやすい表色系に変換することで検知精度を向上することが可能です。

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