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20機種の新ラインナップ:ace L、ace Uシリーズ
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Basler社のaceシリーズは、継続的な開発への投資と確かな技術の導入に加え、優れたコストパフォーマンスも確保していることから、引き続き多くのお客様からご好評をいただいています。現在、aceは産業用画像処理業界において最大級のラインナップを誇るカメラシリーズ であり、各メーカのセンサ(解像度・フレームレート)を搭載し、さまざまなインタフェース、機能、サイズに対応したモデルを120種類以上取り揃えています。
今回、このaceシリーズに新モデルとしてソニー社製IMXセンサを搭載した20機種が加わり、8月より販売を開始します(一部製品を除く)。同時に、選定をより容易にするためにaceシリーズは3つのシリーズに分類されます。 本号では、新ラインナップの特徴とそれぞれのシリーズについての詳細をご紹介します。
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ソニー社Pregiusシリーズ搭載モデル
ソニー社Pregiusシリーズ(IMX253、IMX255、IMX267、IMX304)を搭載したace Lシリーズ(後述)は、すでに市場で高い評価を得ている3.2Mpixel(IMX252、IMX265)、5Mpixel(IMX250、IMX264)と同様にグローバルシャッタ、高画質、高速(最大40fps)といった特徴を持ち、さらに9Mpixel、12Mpixelの高解像度を実現しています。
そのため動作中の撮像対象にも歪なく、かつ高速に撮像が可能であり、従来のマシンビジョン用途にももちろん、その他高度な3次元自動検査システムや料金徴収などの交通監視用途にも適しています。
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ソニー社STARVISシリーズ搭載モデル
ソニー社STARVISシリーズ(IMX178、IMX226)搭載のace Uシリーズ(後述)は、ローリングシャッターでありながら6Mpixelで59fps、12Mpixelで31fps(USB3 Vision)の高フレームレートを実現しています。一般的に、光の受光量を増やすためにはピクセルサイズが大きいことが好まれますが、このセンサは2.4µm(IMX178)または1.85µm(IMX226)と小さなピクセルサイズにも関わらず、BI(裏面照射型)センサ技術によって感度を高めることに成功しています。
高画質、高分解能が求められる基板検査や顕微鏡用途などに適したモデルです。
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