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 外観検査アルゴリズムコンテスト2010 にて東レ株式会社殿が開発された
    HALCONベースのアルゴリズムが大賞を受賞 !!

 

『外観検査アルゴリズムコンテスト2010』(主催:精密工学会 画像応用技術専門委員会)が開催され、東レ株式会社殿がHALCONをベースに製作されたアルゴリズムが 【細胞内ロジスティクス大賞】 を受賞されました。

 

■ 外観検査アルゴリズムコンテスト2010

HP: http://alcon.itlab.org/

 

課題

 変形する密集粒子の追跡

検査対象

 細胞内の粒子

検査目的

 変形しながら移動する粒子の追跡

採点項目

 粒子追跡の正解率と処理時間

プログラムの概要

 ・ たくさん存在している粒子のうちで、指定された粒子を追跡する

  プログラムを作成

 ・「テキストファイル」と「連番画像」を読み込み、「結果をテキストファイル」

  に出力する

 ・入力のテキストファイルには追跡すべき粒子の連番画像の1枚目にお 

  ける重心位置が格納されている

  ・出力の結果ファイルには連番画像における追跡された粒子の各重心

  座標位置を出力するものとする

採点の概要

 ・ 評価対象のアルゴリズムは新たに考案されたアルゴリズムである

  必要は無く、既存のアルゴリズムの応用や改善、チューニングを含めた

  広い意味でのアルゴリズムとする

 ・採点は正解率、処理時間により行なう

 ・評価は、数セットの連番画像に対して行なう

 ・採点は正解率,処理時間により行なう


東レ殿が執筆された論文のダウンロードはこちらです。



東レ殿の執筆された論文
  

粒子情報に基づく評価関数を用いた粒子追跡アルゴリズム
〜 粒子情報を評価関数化することで、高速かつ精度良く粒子追跡を実現 〜

   

与えられた課題に対して東レ殿は、輝度の分水界処理と粒子情報の評価関数化により、粒子追跡を実現されました。東レ殿が開発されたアルゴリズムでは以下の追跡テスト結果を実現されています。 この結果が評価され、【細胞内ロジスティクス大賞】 を受賞されました。

 

【成功率】
 ・ 正解が提示された粒子を追跡: 9個/12個(75%)
 ・ 任意の粒子を追跡: 18個/24個(75%)
【計算時間】
 52 [msec/画像]
  ※ CPU: Intel Celeron 1.9GHz、OS: Windows XP、メモリ: 1GB
 ※ 画像処理ライブラリ: HALCON 8.0


【コンテスト結果】
 細胞内ロジスティクス大賞受賞




<東レ殿が開発されたアルゴリズム>


 

  

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