より高精度・高解像度な画像処理が必要となる場合、カメラの横方向の画素数には限界があるため、1台のカメラでは要求仕様を達成できないことがあります。
このような場合にはカメラを複数台設置し、それぞれの画像を重ね合わせることにより、一枚の広視野・高解像度画像を作成する手法が良く用いられます。このような処理をHALCONではモザイク処理と呼んでいます。
モザイク処理を行う際に問題となるのが、レンズ歪の影響です。歪が発生している画像を用いてモザイク処理を行うと、画像の端での歪曲が原因となり、画像の継ぎ目がはっきりと見えてしまうなどの問題が発生します。また、レンズ歪は計測の精度にも非常に悪影響を与えてしまいます。
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