銀河digital-CL2e/CL4e の仕様・機能紹介

2007年10月22日に次世代の画像入力ボードとして、銀河digital-CL2e/CL4eがリリースされました(LinX Express Vol.034参照⇒リンク)。PCI Express、Windows 64bit対応の銀河digital-CL2e/CL4eは次世代の画像処理システム構築に最適なボードです。また、現行の銀河シリーズの廉価価格を維持しており、既存システムの置き換えにもご検討いただけます。LinX Expressでは、更なる費用対効果を提供する銀河digital-CL2e/CL4eをシリーズで紹介します。

  

■コンフィグレーションの可能性

■銀河digital-CL2e/CL4e接続可能カメラ

■銀河digital-CL2e/CL4eの取り込み

■銀河digital-CL2e/CL4eの特殊機能

  

No.1: コンフィグレーションの可能性

現在、CameraLink対応のディジタルカメラにはBASE/MEDIUM/FULLコンフィグレーションの3種類があります。銀河digital-CL2e/CL4eにおけるCameraLinkカメラの接続について紹介します。

BASE コンフィグレーション

銀河digital-CL4eであれば、1枚でBASEコンフィグレーションのCameraLink対応のカメラを4台まで接続可能、CL2eであれば2台まで接続可能です。さらに複数枚のボードを利用することも可能であり、例えばCL4eを2枚PCに挿せば計8台のカメラが接続可能です。

BASEコンフィグレーションのCameraLink対応のディジタルカメラであれば接続可能です。また、チャンネルごとにカメラの設定を独立に行えるため、各チャンネル異なるカメラを接続できます。チャンネルごとのトリガー設定、非同期・同時取り込み可能です。

銀河digital-CL4eにBASEカメラ4台接続

FULL/MEDIUM コンフィグレーション

銀河digital-CL4eであれば、1枚でFULL/MEDIUMコンフィグレーションのCameraLink対応のカメラを2台まで接続可能、CL2eであれば1台まで接続可能です。さらに複数枚のボードを利用することも可能であり、例えばCL4eを2枚PCに挿せば計4台のカメラが接続可能です。

PCIの実質80MB/sec程度のデータ転送量では実現できなかった、超高速なカメラや高ビットカメラなど、PCI Expressの機能を活かした画像取り込みが可能となります。

FULL/MEDIUMカメラの複数台接続を実現

HALCON 8.0.1 リリース

7月にリリースされたHALCON8.0のマイナーバージョンアップ・HALCON8.0.1がリリースされました。以下のような機能が新たに追加されています。
  

パラレルHDevEngineをサポート
■RSSコード読取機能の強化(RSS-14 Stacked, Stacked Omnidirectional, RSS Expanded Stacked)
■USBドングルドライバのWindows 64ビットへの対応 (HALCON 8.0.1)
■その他
  
HALCON 8.0.1は下記URLよりダウンロードください。
https://linx.jp/product/mvtec/halcon/