自らの技術力を高めることで技術立国日本の企業価値を高めることに貢献したい|ハードウェアエンジニア|2015年 入社

自らの「技術力」がお客様の「信頼」へ

私は、画像システム事業部のテクニカルソリューションチームで主にハードウェアに関わるお客様の課題を解決するテクノロジーコンサルティング業務を担当しています。製品導入前の技術的な相談から製品導入後のトラブル解決など、お客様が抱えている問題をお客様と一緒に悩みながら解決しています。

リンクスのお客様は、電子・半導体、製造分野から、食品、医療、物流、交通など多岐にわたります。また、求められるシステムや環境により、画像処理で使われるカメラ、照明、ケーブルやパソコンなど機器、それを駆動させるための電源事情などが異なります。
例えば、「カメラの接続が途中で切れます」という漠然とした内容のサポート問合せがあります。あるとき、ヒアリングをしていくと、周囲でロボットを稼働させていることがわかりました。ロボットなどモーターを利用する機器が近くにある場合、起動時の突入電流や電磁誘導のため、カメラと接続されているケーブルやカメラ内部の回路が影響を受けます。カメラの電源として、ロボットとは別系統のものを利用してください、という提案や、電磁誘導を誘発させやすいコイル状にケーブルを巻かないようにしてください、と提案しました。リンクスで取扱っているカメラ製品知識だけでなく、電気電子回路の技術や電磁気学や材料学の知識があることで、お客様のシステム・環境を俯瞰的に見ることが出来ます。

技術的に不正確や不明瞭な回答はお客様に不安や不満を与えてしまいます。ハードウェアの知識を深めれば深めるほど、最適な提案や本質を突いた課題解決が出来るため、自信をもって話すことが出来るようになりました。

「ノウハウの共有」を大切に

私は、自分が対応したお客様の課題解決のノウハウを資料化し、社内に共有することに重きを置いています。

ノウハウを自分でため込んでしまうと、別の人が同じような課題解決に取り組むときに、すでに答えは持っているのに、解決に無駄な時間を使ってしまいます。そのようなことを避けるために、社内やチーム内で、それぞれが持つ知識やノウハウを共有することは、非常に重要だと考えています。
そのような環境があることで、さらにプラスして価値を提供できる好循環につなげられます。 また、人の記憶力は曖昧なので、過去の自分が行ったサポートでも忘れてしまうこともあります。資料化しておくことで、後で必要になったときに詳細をすぐに確認し、回答することが出来ることもよいところです。
ビジネスの世界ではスピードが大切です。テクノロジーコンサルティングの世界も同じです。PCやスマートフォンなど使い方がわからないとき、解決に時間がかかりイライラした経験はありませんか?結局解決できず無駄な時間を使ってしまったということもあるかと思います。一般消費者であればそれで済みますが、企業の技術部門はそういうわけにはいきません。技術的問題が発生した場合、プロジェクト全体がストップして大損害を被ることもあります。お客様のビジネスを円滑に進めるためには、スピーディーな対応、ソリューション提案が必要になります。

このような考えから、私は、知識・ノウハウの共有でチーム全体の技術サポート効率を上げたい。そして、技術的質問に対して即答が行えることでお客様も「リンクスのテクノロジーコンサルティングは素晴らしい」と思ってもらえるようしていきたい。そのために、知識・ノウハウを社内に蓄積することを大切にしています。

リンクスでの経験

リンクスでは、テクニカルソリューションチームのメンバーであっても、展示会やプライベートイベントのような、セールスやマーケティングの要素の強い行事において、重要な役割を担っています。例えば、大きな展示会の前に展示するデモ機を作成し、当日は、説明員としてブースに立ち、これから画像処理をするお客様や既に画像処理を行っているお客様と会話し、どのような課題を抱えているのかを聞きます。中には技術的に深い知識が必要な案件もあります。技術的な知識を持った人が的確な対応をすることで、お客様もより技術的に深い内容まで踏み込んで話をしてくれます。また、展示会では「自動化を行って業務を効率化したい」というニーズを持っていることは共通していますが、ファクトリーオートメーション、食品、医療、物流、交通など様々な業界からお客様が来場します。どのようなデモ機を作ればお客様が注目してくれるのかも、実際に展示会で対応してみないとわからないことです。このように、テクニカルソリューションチームのメンバーでありながら、営業的な側面に触れられることも、技術商社ならではだと思います。また、ある展示会で、1日あたり40人以上のお客様対応をし、社長から評価されたことは忘れられない思い出です。

また、2年目の夏に初の海外出張(ドイツ)で、開発元企業を訪問しました。開発部、営業部の人と英語で会話し、新しくリリースされる技術の習得をしてくるというミッションを持っていました。初めての海外出張で英語でのコミュニケーションは難しいところはありましたが、とにかく積極的に話をしました。
平日であるにも関わらず、夜の10時まで美味しいドイツビールでもてなしてくれ(私はアルコールが飲めないのですが)、翌日も早朝からパワフルに働くドイツ人のスタミナに驚愕しました。
開発元の技術者との会話では、技術的に深い内容を英語でやり取りするため、常に脳をフルパワーで稼働させ、理解しなければならないという感覚でした。海外出張では、「技術」、「英語」、「ビジネス」「コミュニケーション」といった能力を磨くことが出来ました。
このような機会をもらえたり、若くして活躍できるビジネスパーソンになれるところも、リンクスの良さだと思います。

一日の流れ

一日の生活

休日の過ごし方

趣味は、首都高のドライブと温泉と動物園巡りです。首都高から見る東京の夜景は綺麗ですし、逆に都会の喧騒から離れた温泉地は、心も体も休まります。そして、動物園では、動物に癒されます。休日は、趣味を満喫し、平日は仕事を頑張る。メリハリがついてよい生活をしています。

趣味は、首都高のドライブと温泉と動物園巡り 首都高から見る東京の夜景は綺麗です