製品概要
次世代標準モデル
Marathon
Silicon Software社のMarathonシリーズは、高いコストパフォーマンスで多様な画像処理アプリケーション実現を可能とする次世代標準画像入力ボードです。最新のFPGA技術を導入し、複雑な処理をローコストに実現します。
機能特長
特長1: 最新FPGA搭載による回路規模拡大
Xilinx社の最新FPGA Kintex7の搭載により、現行モデルを大きく上回る回路規模を実現しました。より複雑な処理が実現可能となり、FPGA画像処理の幅が広がります。
特長2: フロントトリガ搭載
PCIパネルにトリガ用I/Oコネクタ(In/Out 4点/2点)を搭載し、1スロットでのシステム構築が可能となりました。従来のトリガーボード(In/Out 8点/8点)との併用も可能であり、柔軟なシステム構成を選択できます。
特長3: PCIe x4(Gen2)に対応
PCIe x4(Gen 2)に対応する事で従来の2倍のデータ帯域を確保しました。FPGAで処理した様々なフィルタ結果の転送や、カラー画像の扱いなど、より柔軟かつ高速なアプリケーションを実現できます。
特長4: 圧倒的コストパフォーマンス
Marathonシリーズは上記のような様々な機能改善だけでなく、現行機と変わらぬ価格帯を実現し、圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。次世代標準シリーズとして、高い機能性、優れた利便性を低価格で実現し、高速高解像が必要とされる幅広いマーケットに貢献します。
仕様
型番 | ・Aタイプ:Marathon-ACL ・Vタイプ:Marathon-VCL (FPGAカスタマイズ可能モデル) |
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画像入力インターフェース | ・CameraLink 2.0, GenICam GenTL対応 ・Base: 2台、Medium, Full, Deca: 1台 ・カメラ接続: SDRコネクタ x2 ・ピクセルクロック: 最大85MHz ・PoCL(Base, Medium, Full, Deca)対応 |
ホスト側インターフェース | ・PCIe x4(Gen2) ・最大1800MB/sのデータ転送 |
搭載FPGA | ・Xilinx Kintex7 XC7K160T(Vタイプ) ・VisualAppletsによりFPGA画像処理を 自由にカスタマイズ可能(Vタイプ) |
オンボードメモリ | ・DDR3-RAM 512MB(Aタイプ) ・DDR3-RAM 2GB(Vタイプ) |
形状 | ハーフサイズ(167.64mm x 111.15mm) |
汎用IO | ・フロントGPIO(ミニD-Sub15pinコネクタ) 入力: オプトトリガ(4.5V~28V、最大1MHz)、最大4点 (ソフトウエアから下記3つを切替可能) ①差動信号(RS422) x3 ②差動信号(RS422) x2 + シングルエンド信号 x1 ③シングルエンド信号 x4 出力: TTL (最大20MHz)、2点 ・拡張IOボードで8点/8点の入出力の追加が可能 |
ソフトウエア | ・Windows 7, 8, 10, Linux対応。32bit/64bit OS対応 ・無償のSDK付属: C/C++ API, .NETインターフェース ・取り込みビューアーソフト付属 ・HALCON等様々な画像処理ライブラリに対応 ・VisualAppletsによりFPGA処理のカスタマイズが可能(Vタイプのみ) |