HALCON Progress Edition新機能
HALCON Progress Editionでは、コアな画像処理機能の高機能化や、開発環境の更なる改善に加えて、ディープラーニング機能が標準搭載されています。
既存のルールベース画像処理に加えて、よりより生産性向上を実現するディープラーニング機能を、ぜひご活用ください。
Deep Learning
新機能:Deep OCR
高い性能を発揮するディープラーニングベースOCRが、さらに高機能化されます。
ディープラーニングを効果的に活用することにより、文字の抽出や分割など既存画像処理の課題を解決します。
照明反射の影響を受けやすい金属刻印文字など、認識難易度が非常に高いワークに対しても安定動作します。
新機能:Deep Edge
ディープラーニングにより適切なエッジを検出する機能が搭載されます。既存画像処理では抽出が困難なハイノイズ画像においても、高い精度で目的のエッジだけを抽出できます。
ディープラーニング主要機能
産業用画像処理で求められている「画像分類」「オブジェクト検出」「セグメンテーション」「アノマリー検出」の機能を搭載しています。
これらの機能により、画像の良否判定や欠陥位置の特定など、複雑な特徴量解析や検出アルゴリズムを組むこと無しに、簡単に行うことが可能です。
コアな画像処理機能の追加、高機能化

ユーザビリティの向上:形状ベースマッチング
ローコントラスト・ハイノイズ画像から、適切なモデルを検出するために重要なパラメータ「ピラミッドレベル」を自動推定するオペレーターが追加されます。
本機能改善により、マニュアルによるパラメータチューニング工数を大きく削減することが可能です。

新プログラミング言語インターフェース:Python
20.11では、新しくPythonインターフェースが、Extension Packageの一部として搭載されます。
ドキュメントやヘルプも充実しており、自身のプログラムの一部として、容易に開発可能です。

統合開発環境の改良:HDevelop
統合開発環境HDevelopに、新しくウィンドウレイアウト機能が搭載されます。
ドラッグアンドドロップで、各ウィンドウを自在に再配置可能です。これにより、デュアルモニタなど、開発効率の更なる向上を実現します。