ファームウェアアップデートによる機能追加

インライン向け3次元スマートセンサーGocatorでは、ファームウェア更新により様々な新機能が追加されます。最新バージョンのファームウェアはセンサー購入後も無償で提供されます。

今回のファームウェアバージョン4.7へのアップグレードでも様々な新機能が追加されました。
中でもお客様から要望の多かった2つの新機能をご紹介いたします。

金属ワークの測定クオリティを高める「インターリフレクティブモード」を追加搭載

縞投影エリアセンサーGocator3000シリーズに、新しい撮像モード「インターリフレクティブモード」が追加搭載されました。

「インターリフレクティブモード」では、位相シフト方式の撮像モードに切り替えることで、反射の強い光沢表面を持ったワーク、金属の切断面等に対しても撮像が可能になりました。

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「バディシステム」が進化。フレキシブルな配置が可能に

光切断プロファイルセンサーGocator2000シリーズで好評の「バディシステム」は、複数のGocatorを組み合わせることで高い精度を維持したまま、幅広い角度、視野での計測を可能にする機能です。

今回のバージョンアップにより、各センサーの配置をより自由に行えるようになりました。
複雑な形状のワークも、最小のセンサー構成で対応することができます。

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オートモーティブワールド2018出展報告

2018年1月17日~19日に東京ビッグサイトにて開催された「オートモーティブワールド2018」にて、自動車組み立てや部品製造における検査、計測をイメージして頂けるデモンストレーションを実施。多くのお客様からご注目、ご好評をいただきました。

ロボットとの組み合わせによるドアパネル検査

6軸ロボットのハンドに縞投影エリアセンサーGocator3210と光切断プロファイルセンサーのGocator2340を装着し、ドアパネル上の公差穴や刻印を計測。

Gocator3210での撮像箇所へロボットの移動時間を有効利用して、Gocator2340で移動中の長い区間のサーフェースデーターやプロファイルデーターを取得することで、限られた時間で計測出来るポイントを増やすことができます。これまで、大規模で高価な三次元測定システムでしか測れなかったドアパネル等大型ワークの検査を、Gocatorとロボットの組み合わせで可能にしました。

Gocator VOLUME CHECKER

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シリンダーヘッドやピストンのCADデータを入力することで、Gocatorで取得した3次元点群に対して、バルブ接合部の目張りをしたのと同じように穴埋め処理と、スパークプラグの体積を考慮した燃焼室の容積を算出します。同様にピストン冠面容積の計測も可能です。
官能検査や接触式の検査を非接触に置き換えることで、これまで非常に時間と手間がかかっていた検査をわずか5秒で実施することができ、全数検査も実現可能となりました。

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デモ内容の詳細や、実際の導入事例等についてご案内いたします。下記お問合せフォームよりお気軽にお問い合わせください。

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