それに伴い昨年はSpecim社ハイパースペクトルカメラ、Chromasens社ラインススキャンカメラ、COPA-DATA社のSCADA/HMIを新たに取り扱いを開始し、スマートファクトリーの推進に向けた活動を加速いたしました。我々の活動は大きく四つの分野に渡り、各分野にて様々な市場変化が起こっています。
1) 工場内の画像処理は、2次元の画像処理から「3次元」「波長:スペクトル解析」「AI:ディープラーニング」といった、もう一つの「軸」が加わることで、2次元で見れなかったものが見れるようになり応用範囲が広がりを続けています。
2) 工場がインターネットにつながるスマート化はこれまで多くの議論がなされてきましたが、予兆保全など具体的な成功事例も生まれるようになり、いよいよ普及段階に来たと考えています。本年はSCADAをベースとした我々リンクスのIIoTソリューションを本格的に展開していきます。
3) 新たな取り組みとしてリンクスシンガポール社を設立し、今後は日本国内のみならず、東南アジア市場への事業拡大も推進して参ります。
4) 工場の外のIIoTであるスマートソサイエティとは、組み込みCPUの性能向上により、画像処理は工場の中から工場の外へと普及を始めていることを指します。その大きな市場変化のうねりに我々も貢献したいと考えており、本年より活動をいよいよ本格化します。
工場の中の画像処理からスタートしたリンクスは、より大きな枠組みである「IIoTのリンクスへ」と大きく生まれ変わっていきます。