HALCON13+Visual Studioでの画像処理アプリ開発を、より快適に

HDevelopだけじゃない、HALCONのアプリ開発支援機能

HALCONで作成した画像処理アルゴリズムを最終的なアプリケーションにするには、Visual Studioのような統合開発環境で、画面周りの作成、外部機器とのインターフェース実装などを行い、画像処理のデバッグ、再調整を行うことになります。
本号では、HALCONを、Visual Studioのような統合開発環境下で快適に使いこなすうえで便利な新機能を紹介します。

プログラミングトレーニング、開催決定!

また、多くのお客様からご要望をいただいていた、HALCONプログラミングトレーニングの開催が決定しました。HALCON + Visual Studioで画像処理アプリ開発をより効率的に進めたい方は、是非ご参加ご検討下さい。

日時:6月28日(水)9:30~
場所:リンクス(横浜市青葉区)
費用:30,000円(税込)


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HALCON13のプログラミング支援機能

新ウィンドウコントロールHSmartWindowControl

画像処理アプリケーションのGUIを作成する際には、HALCON13で追加された新ウィンドウコントロールHSmartWindowControlを画面上に貼り付けてご利用ください。このコントロールを使用することで、画像の拡大縮小、平行移動、領域描画など、HDevelopのグラフィックウィンドウと同等の機能を簡単に利用できるようになります。

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HSmartWindowControlを活用するサンプルプログラムは、以下からダウンロードください。また、より詳細な利用方法を知りたい方は、HALCONプログラミングトレーニングへの参加もご検討ください。

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Visual Studioプラグインの進化

Visual Studio上でHALCONの画像や領域オブジェクト、変数情報などを簡単に確認できる機能「HALCON Variable Inspect」が大幅に進化し、より使いやすく、より高速に動作するようになりました。画像処理システム開発時での画像や変数の内容をインタラクティブに確認することができ、デバッグの大きな手助けとなります。

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使い方は非常に簡単です。デバッガ起動中に内容を確認したいHALCONオブジェクトを右クリックし「Add to HALCON Watch」を実行すると、Visual InspectのWatchに変数名が追加されます。いつでもそのオブジェクトの内容を確認できます。
より快適になったVisual Inspectをぜひご利用ください。

本機能はHALCON13の標準機能ですので、無償でお使いいただけます。本機能を有効にするには、Visual Studio2013以降がインストールされているPCで、HALCONをインストールしたフォルダ下の「HALCON-13.0/misc/HALCON_Variable_Inspect.vsix」を実行してください。 Visual Studio のExpressエディションでは動作しませんのでご注意ください。

HDevEngineリモートデバッグ

HDevEngineは、画像処理アプリケーション(exe)側からhdevファイルやhdvpプロシージャを呼び出し画像処理アルゴリズムを実行できる機能です。ユーザは、アプリケーションを再コンパイルすることなく、hdevファイルを入れ替えるだけで、画像処理アルゴリズムを入れ替えることができます。
HALCON13では、HDevEngineにより実行されるhdevスクリプトの内部挙動をデバッグできるようになりました。HDevelopをビューアとして起動させ、hdevスクリプト内のHALCONオペレータをステップ実行して挙動を確認することが可能となっています。これにより、HDevEngine機能を用いたアプリケーションの開発が、ますます容易になります。

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HDevEngineリモートデバッグの詳細手順説明資料とサンプルプログラムを準備しました。
以下からダウンロードしてご活用ください。

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※LinX Express 配信の中止・アドレスの変更をご希望の方は、お手数ですがこちらよりお問い合わせください。