【CODESYS】 EtherCATをはじめ、14種のフィールドバスをサポート

全世界で400社以上のOEM顧客を持つSoftware - PLC / -Motion / -HMI CODESYS。
CODESYSは工場自動化に限らず、プラント制御、特殊車両コントローラー、スマートグリッド用コントローラー、ビル制御など幅広い用途で利用されており、各業界で求められるフィールドバスについても豊富にサポートしています。
本号では、その豊富なフィールドバス技術の中から特に昨今注目を集めるEtherCAT®に焦点をあてて、CODESYSのEtherCAT機能の特長をご紹介します。

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EtherCAT® is a registered trademark and patented technology, licensed by Beckhoff Automation GmbH, Germany.


CODESYSからEtherCATスレーブを使う

EtherCATとは

EtherCATは独ベッコフオートメーション社によって開発されたEthernetベースのフィールドバスです。2016年のハノーバーメッセで発表されたように、トヨタ自動車株式会社が工場設備に対して全面採用を決めるなど、昨今注目を集めています。
EtherCATの特長は超高速、高精度同期の通信を可能とし、配線も省配線化できることなどが挙げられます。
加えて、EtherCATはオープンな規格であるため誰でもEtherCATコントローラ/デバイスを作ること可能です。これによりエンドユーザーはメーカーに制限を受けることなく自由に機器選定が行えることも大きなメリットとなっています。今後デファクトスタンダードな規格の一つとなり多くのメーカーがEtherCAT搭載デバイスをリリースすることは明らかであり、EtherCATを利用するユーザーのメリットは益々大きくなっていくでしょう。

CODESYSのEtherCATマスター機能

EtherCAT対応を検討されるのであれば、CODESYSを利用することで簡単にEtherCATデバイスが利用可能になります。
CODESYSはEtherCATのマスター機能を独自ソフトウェアスタックとして準備しており、Distributed Clocks対応、ホットコネクト対応、リング構成による冗長化サポートなどEtherCATマスターとして求められる機能を備えています。
CODESYSのフィールドバス技術の最大の特長は、以下のEtherCATの設定・開発がPLCやMotionのプログラム開発が行えるCODESYS統合開発環境上から全て可能であり、オールインワンで完結する点にあり、EtherCATのために特別なツールを利用することなく、簡単に利用可能です。

 ・各種フィールドバスマスター通信設定
 ・スレーブデバイスの追加
 ・スレーブデバイス設定
 ・スレーブI/Oへの変数の割り付け
 ・スレーブI/Oオンラインモニタリング・デバッグ

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EtherCATマスター搭載CODESYSコントローラーを使う

EtherCAT対応コントローラーをお探しの方

CODESYSのランタイム、EtherCATマスター機能を搭載したコントローラーは、コンテック社から購入可能です。EtherCAT搭載PLCをお探しの方は、お問い合わせください。

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※画像クリックでコンテック社の製品ページへ飛びます。(外部サイト)

CODESYS EtherCAT機能を試したい方

弊社WebページからCODESYSの統合開発環境がダウンロード可能です。
統合開発環境にはWindows用ランタイム(2時間の起動制限付き)が同梱されており、すぐに試すことが可能です。
https://linx.jp/?s=&post_type=download&download_cat=codesys&type_name=&product_name=CODESYS
※ダウンロードにはユーザー登録が必要です。

また、Raspberry Piボード向けに評価用ランタイムソフトウェアもリリースされています。
Raspberry Piをお持ちの方は、以下からパッケージをダウンロードすることでRaspberry PiをCODESYSコントローラーとして利用することができます。
http://linx.jp/download/codesys_raspberrypi
※ダウンロードにはユーザー登録が必要です。
※Raspberry Pi用ランタイムは、評価・学習用途を想定しています。


CODESYSでEtherCATコントローラーを作る

独自ボードにCODESYSランタイムを搭載

EtherCATマスター機能を搭載したCODESYSコントローラーを自作することも可能です。
搭載対象となるボートを用意し、これにCODESYSランタイムを搭載するだけでEtherCATマスター搭載も完了します。
CODESYSのEtherCATマスター機能を搭載したコントローラーを作成する場合、EtherCATマスタースタック単体を購入してシステム統合するする場合と比べて以下のメリットがあります。

 ・全てオールインワンで提供、システム統合の必要なし
 ・システムバージョンアップによる再統合テストの必要なし
 ・PLCのランタイム費用のみでフィールドバススタックが利用可能

CODESYSコントローラー作成に関しての詳細は、弊社営業(sales_3s@linx.jp)までお気軽にお問い合わせください。

※LinX Express 配信の中止・アドレスの変更をご希望の方は、お手数ですがこちらよりお問い合わせください。