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ソリューション: heliInspect の分割取り込み
heliInspect は、その高速性から、干渉計測にも関わらず非常に長い計測レンジで使用することが可能です。対象物の測りやすさにもよりますが、どのような対象物でも2mm程度のスキャンレンジを確保することは難しくありません。しかしながら、今回の課題は2mmのスキャンレンジでも不十分ということになります。
例えば垂直に立った1cmの穴やピンを計測する場合には、中腹の情報は有用ではなく、ベース面とトップ面付近のみあればよいことになります。このような場合、heliInspect の分割取り込み機能を用いることで、1度のスキャンでベース面とトップ面をスキャンし、その高低差を計測することが可能です。
heliInspect で撮像できる最大フレーム数は512フレームですが、分割取り込みでは、この512フレームを任意に2つに分けることが可能です。たとえば、ベース面付近で1mmでスキャンを行い、その後8mmの間隔を空けて、トップ面付近で1mmスキャンすることでトータル10㎜のスキャンを行う、といった設定が可能です。