LINX BASLER GigE Visionセミナー

LINX BASLER GigE Visionセミナー開催結果報告

LINX BASLER GigE Visionセミナー開催結果報告

4月14日・15日・16日に京都・名古屋・東京にて開催したGigE Visionセミナーは、400名以上の方々にご参加いただき大盛況のうちに幕を閉じることができました。 特に東京・名古屋では定員を超える参加登録をいただき、会場を変更する規模となりました。 あいにくの天候にも関わらず会場に足を運んでいただけました方々に改めて深く感謝申し上げます。

弊社にとりまして、GigEカメラのみに限定したプライベートセミナーは初めての試みでしたが、 400名を超える集客数は想定を超える結果となりました。それだけGigE Visionテクノロジーが国内市場にて注目を浴びている情況を表していると理解しています。

本セミナーではGigE、アナログ、Camera Link、IEEE1394の各種カメラの世界市場における普及状況および今後の動向をご紹介しました。 そして、参加者様にご協力いただいたアンケート結果からは、約400名という限られたサンプル数ですが国内の情況と動向を探ることができます。

アナログカメラを凌ぐシステム価格を可能としたGigEカメラ 『ace』は、お客様の装置や設備のコストダウンと機能向上にお役に立てると信じております。 また、GigE Visionテクノロジーのコア技術をご理解いただければ、CPU負荷やデータ転送速度など御自身で計算できるようになり、 採用に至るまでの懸念を払拭していただけるかと存じます。なお、ご不明な点がある場合には、リンクスのテクニカルサービスを最大限にご活用いただければ幸いです。

今後とも弊社取り扱い製品をご愛顧賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

代表取締役 村上 慶

LINX BASLER GigE Visionセミナー開催決定!

近年の画像処理業界動向として、更なる高速・高解像度が要求されるハイエンド向けと同様に、より小型かつ安価で柔軟なシステム構成が可能なインターフェースの需要が拡大しつつあります。特に、既存のアナログシステムを効果的にディジタルシステムへとアップグレードする新たな通信規格として、GigE Visionインターフェースは最適な規格の一つであり、世界中で普及が進んでいる非常に注目度の高いインターフェースです。

しかしながら、マシンビジョン業界において非常にすぐれた規格であるにもかかわらず、その詳細について不明瞭な点が多く、国内ではあまり普及が進んでいないのが現状です。特に、複数台接続や転送量の計算方法、リアルタイム性が問われるアプリケーションにおけるトリガー信号・ストロボとの連動、取込にかかるCPU負荷など、情報がないため置き換えに踏み切れないユーザ様も多数いらっしゃるかと思います。

そこで、GigE Vision規格に対して多くの国内ユーザ様がお持ちの不安点・不明点を解消すべく、4月14日(水)、15日(木)、16日(金)の3日間に、全国主要3都市(京都、名古屋、東京)にてLINX BASLER GigE Vision セミナーを開催いたします。実際にアプリケーションを開発する上で重要となる視点から、GigE Vision規格の詳細やカメラ特性に加え、アプリケーション事例も多数ご紹介いたします。

「LINX BASLER GigE Vision セミナー」に是非ご参加ください。

※ ご好評にお応えして名古屋会場、東京会場を変更し定員を増やしました !!
※ 皆様のご参加をお待ちしております。

セミナーの見どころ

GigE Vision規格のカメラを使用する上で重要となる点を、下記項目に分けて紹介します。カメラそのものの性能・特性だけではなく、最終的に画像処理アプリケーションを開発するというソフトウエアの視点から、必要な情報を凝縮して解説します。

GigE Vision規格とは

GigE Vision規格の特長や他インターフェースとの違いを紹介

  • ・GigE Vision規格、GenICam標準の概念
  • ・IEEE1394、USB、CameraLink、アナログとの比較
  • ・GigE Vision規格のメリット
  • ・カメラ選定時のポイント
GigE Visionシステム構成

GigEカメラ使用時のシステム構成例を紹介

  • ・GigEカメラ基本構成、ネットワークカード選定時の留意点
  • ・スイッチングハブによる複数台接続、スイッチングハブ選定時の留意点
  • ・Power over Ethernet対応カメラ使用時の構成
  • ・GigE Vision v.s. アナログカメラ
  • ・簡単取り込みデモ

● GigEカメラのメリットを存分に活かす手法を具体的に説明!

GigEカメラのデータ転送

GigEカメラ使用時に考慮すべきデータ転送について紹介

  • ・システム構成ごとに考慮すべき転送量を解説
  • ・オンボードLANや100Mbpsポート使用時の留意点
  • ・構成に応じた転送量の計算方法
  • ・ジャンボパケットサイズが与える影響
  • ・取りこぼしが発生する状況とは
  • ・パケットロスについて
GigEカメラのCPU負荷

取り込み時にかかるCPU負荷について環境別事例やドライバ比較を紹介

  • ・なぜCPU負荷がかかるのか
  • ・環境別CPU負荷比較
  • ・マルチコアCPU使用時のCPU負荷
  • ・フィルタードライバとパフォーマンスドライバ
  • ・ドライバ別CPU負荷比較
ソフトウエア/外部トリガー
ストロボ制御

GigEカメラ使用時のトリガー入力方法、ストロボ制御方法を紹介

  • ・トリガー入力方法
  • ・取込方式(パルス幅露光、トリガーdelayなど)
  • ・ストロボ制御方法
  • ・ソフトウエアトリガーの遅延時間
  • ・スイッチングハブによる遅延
  • ・露光完了割り込みイベント
GigEカメラ
その他の留意点

その他、GigEカメラを使用する上で特に注意すべき点を紹介

  • ・動作環境、温度
  • ・保管時の注意
  • ・センサー汚れ除去方法
BASLER GigEカメラ特長

GigEカメラ市場で世界トップシェアを誇るBASLER社カメラの特長機能を多数事例やデモとともに紹介

  • ・高性能フリーソフトウエア・pylon
  • ・多数ラインナップを提供する scoutシリーズ
  • ・高速・高品質画像を実現する pilotシリーズ
  • ・超小型・超低価格・PoE対応 aceシリーズ
    ※会場ではaceカメラ複数台・同時取り込みデモをご紹介
  • ・ローエンド向けGigEラインセンサー runnerシリーズ
    ※会場では実際にエンコーダ同期取り込みデモをご紹介
  • ・多数のBASLER適用事例紹介

● 豊富な実演デモ!

● GigE Visionプロトコルの深奥に迫る!

GigEカメラ適用事例紹介

GigEカメラをお使いいただいているお客様の生の声を紹介

【三友工業株式会社殿】

  • ・自動車業界を中心とした生産ラインの自動化を図るマシンビジョンのシステムインテグレータが語る、BASLER GigEカメラのメリット
  • ・講演名:
    「BASLER GigEカメラの生産ライン自動検査システムへの適用」
  • ・講演者:
    4月15日(木)名古屋会場
    環境・自動化部 制御設計課 主査 水野 昌次郎 様
    4月16日(金)東京会場
    環境・自動化部 制御設計課 主査 木子 昌純 様

【株式会社デンソーウェーブ殿】

  • ・外観検査ロボットへのGigEカメラの適用
  • ・高速に移動しながらストロボと同期して撮影、検査を行う外観検査ロボットのシステム構成と検査事例を紹介

日時・場所

共催 株式会社リンクス、BASLER社
参加資格 マシンビジョンシステムの構築にご興味をお持ちの方、各種検査装置の導入をお考えの方など
参加費用 無料
会場
4月14日(水) 13:00~17:15
京都会場 :京都リサーチパーク西地区4号館
4月15日(木) 13:00~17:15
名古屋会場 :プライムセントラルタワー(第1会議室)

※増員に伴い、第14会議室から変更

4月16日(金) 13:00~17:15
東京会場 :UDXギャラリー

※増員に伴い、秋葉原コンベンションホールから変更

定員 京都(80名)、名古屋(40+25名)、東京(100+100名)
申込み期限 各会場の開催日前日まで。ただし、定員となり次第締め切らせていただきます。予めご了承ください。

プログラム

12:30 開場
13:00 開会のご挨拶
13:10 BASLER カメラ製品コンセプト
13:30 GigE Visionのメリットとシステム構成
14:00 休憩
14:15 GigE Vision規格とは、GigE Visionにおけるデータ転送
15:30 休憩
15:45 GigEカメラのCPU負荷、ソフトウエア/外部トリガー・ストロボ制御
16:45 BASLER製品紹介
17:05 質疑応答
17:15 閉会のご挨拶