株式会社リンクスは、Specim, Spectral Imaging社の国内代理店として契約を締結し、2017年7月より世界初：産業用途向けハイパースペクトルカメラ「FXシリーズ」の製品販売を開始します。
Specim, Spectral Imaging社は、本社をフィンランドのオウルに構え、優れた分光器、ハイパースペクトルカメラを世界中に供給する光学機器メーカーです。

「FXシリーズ」は、ハイパースペクトルカメラの光学モジュールが人の手により生産されていたものを、一体型モジュールとして設計することにより、大量生産が可能になったラインナップです。
これにより、「低価格」、「高品質」、「小サイズ」を実現しました。合わせて、マシンビジョンの処理速度要求を満たすため「高速化」も達成しています。
これまで、「コスト」や「サイズ」、「取り込み速度」の要因でマシンビジョンの現場に採用できなかったハイパースペクトルカメラが、新たなマシンビジョンの可能性を提供します。

「Perception Studio/Core」はPerception Park社により開発されたハイパースペクトルカメラ専用解析ソフトウエアです。
ハイパースペクトルカメラをマシンビジョンで利用するには以下の問題がありました

・主成分解析などの学術理論がマシンビジョンエンジニアには馴染みがない
・ハイパースペクトルから出力されるデータが膨大
・解析ソフトで作成した分類アルゴリズムを実装するのが困難

「Percepiton Studio/Core」は上記の問題をすべて解決するソフトウエアです。直感的なGUIをもち、GPUによる処理の高速化、ワンクリックだけで複雑な分類を可能とするソフトウエアは、マシンビジョン装置への実装も複雑なコーディングを必要としません。
「Perception Studio/Core」はマシンビジョンエンジニアの方々へハイパースペクトル解析の可能性を広げます。