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川田工業: 次世代産業用ロボット 「NEXTAGE」

前号では、HALCONの適用事例として川田工業株式会社殿の次世代産業用ヒト型ロボット「NEXTAGE」の概要を紹介しました。今号では、NEXTAGEの活用事例としてグローリー株式会社殿における釣銭機サブアセンブリ工程を紹介します。

前号LinX Express Vol. 181はこちら
http://www.linx.jp/image/news/express/2013/linx_express_i13181.shtml

 
 
NEXTAGE活用事例:グローリー株式会社/釣銭機サブアセンブリ工程

グローリー株式会社の埼玉工場では、NEXTAGEが実ラインにて運用され、人間とロボットが共存した新しい形の生産ラインが構築されています。

釣銭機のサブアセンブリの工程に複数台のNEXTAGEを配した自動化ラインは、「人間が行う作業をそのまま置換する」という従来の産業用ロボットとは異なる発想で構築されています。両手を用いて両面テープの剥離紙を剥がしたり、幅広ベルトの形状を整えて組み付けたりといった、従来はヒトの繊細さ・器用さが求められていた作業を高いレベルでこなしています。

画像認識を活用して構築されたフレキシビリティの高い生産ラインが次世代工場への期待として評価され、2012年には「第5回ロボット大賞」にて次世代産業特別賞を受賞しています。

画像提供:グローリー株式会社 / 埼玉工場におけるNEXTAGE稼働の様子

 
 
NEXTAGE: プラグインによる機能拡張

NEXTAGEでは前号で紹介したクロスマークの認識や平面状のワークの認識、トレイに整列されたワークの認識などの使用頻度の高い画像処理機能を標準搭載しています。

これらの標準機能に加えて、ユーザー側で構築した処理をプラグインとして組み込める枠組みも提供しています。HALCONユーザーであれば、HALCONの開発環境"HDevelop"により画像処理のアルゴリズムを構築し、NEXTAGEのインターフェースに落とし込むことで、ユーザー定義の処理をNEXTAGEに実装することが可能です。ステレオ/ハンドカメラの情報とHALCONの2000近くの関数群を組み合わせることで、上記生産工程に見られるような非常に自由度の高いオペレーションを行うことを可能としています。

川田工業株式会社:NEXTAGE詳細はこちら
<http://nextage.kawada.jp/>

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