LinX Express

※LinX Express は、日頃お付き合い頂いているお客様、展示会やセミナー等でお名刺を戴いた方、また、雑誌やホームページから引合を戴いた事のあるお客様へ配信させて戴いております。

 

  ラインセンサーを用いた画像処理

フィルムや紙などのロールtoロールの検査や、ガラス基板、印刷物の検査などで、ラインセンサーは 数多く使われています。さらに近年ではシステムの高分解能・高速化の要求に伴い、電子部品などの コンポーネント検査など、広い分野でラインセンサの需要が高まり続けています。
今号では、ソフトウェアの観点からラインセンサを用いたシステムにおいて有効な機能を紹介します。

 
 


  複数フレームにまたがる処理

ラインセンサーを用いた一般的な画像処理では、画像を短冊状(例えば4096pixel x 64line)に 順次取り込み、逐次画像処理を行っていきます。ここで、複数フレームにまたがる大きな対象物 や欠陥などを検出しなければならないケースが考えられます。HALCONでは、境界線にある領域を 自動的に結合するような専用関数が用意されているため、これらを容易に扱うことが可能です。

右図では画像からクリップの領域を抽出しています。N-1番目の画像で完全に見えている クリップ(赤色)は抽出が完了していますが、境界にかかっている領域は保留されます。 次にN番目の画像が読み込まれ領域が抽出される際に、保留されていた領域が結合されて クリップ全体の領域として出力されます。


 

 

 

  ラインプロファイル

ライセンサでは対象物が移動しなければ対象物全体の画像を形成できないため、 ピント合わせにおいてもエリアセンサとは方式が異なります。このようなケースでは、 画像のエッジが立っているかを直観的に捉えるために、輝度プロファイルを表示できると便利です。 例えば、ストライプパターンを固定状態で撮像し続け、そのプロファイルを目で確認しながら ピントリングを調整することで、スムーズかつ確実なピント調整が可能になります。


 

 


  ラインセンサーキャリブレーション

HALCONのキャリブレーション機能は、キャリブレーションプレートを複数回撮像して光学系の 補正を行う機能です。このキャリブレーション機能は、ラインセンサーに対しても適用できます。 しかし、キャリブレーションプレートを設置するスペースが作れないラインには適用することができません。 また、プレートを複数枚撮像するよりも、もう少し簡易的にキャリブレーションを実現したいといった 要求もあります。
このようなときには、ストライプパターンを用いたキャリブレーションが有効です。 既知の等間隔のパターンを1枚撮像し、その間隔をサブピクセル精度で測定します。 取得した距離情報をもとに、それらが等間隔になるように補正マップを作成します。 これにより歪のない画像を取得することが可能です。


 
 
 


これらの機能のサンプルプログラムを下記からダウンロードいただけます。
実際にHALCONで動作をご確認ください。

サンプルプログラムをダウンロード

※実行にはHALCON 11あるいは10が必要です。HALCONのダウンロードはからこちら


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